こんにちは、しげるです。
私がブログを書いている今は「中国の国慶節連休」の真っただ中。
一年に幾度とない久しぶりの長い連休をエンジョイしていますが、連休が1週間もあるので今日が何曜日が分からなくなってしまうんですよね。
逆に休み明けの体と精神のだるさが心配になりますが、日ごろは仕事で毎日忙しいので、こういう長い休みも50代後半の体と心には必要だと思い、毎日有意義に過ごしています。
連休中、我が家族はどこへも行く予定が無く、妻も外出があまり好きではなく家にいる方が好きな方、娘も連休中でもちょっと学校に行ったり、又、息子も大学の寮でこの連休を過ごしているので、家族全員でどこかへ旅行へとかほとんどしない家族なんです。
そういうこともあり、私も少しでも有意義に過ごしたいと思い、外で歩いたり運動を兼ねる意味で、私が住むここ広東省の汕頭市のちょっと有名な観光地、「汕頭の旧市街」を少しだけ散策してみる事にしました。
「汕頭」と書いて中国語の読み方は「さんとう」、日本語的には「すわとう」と読みます。地元の潮汕語では「すわとー(尻上がり発音」と発音するんですよ。
−汕頭の旧市街−
私もいままで何度か行ってみたことはありますが、なんと言いますか、中国の昔の建築物が今でも残り、古すぎる建物は少しリフォーム工事されて、大切にその姿を保存されている市街。落ち着いて散策できるように歩行者天国になっていて、普段でも地元の人や旅行者の方が絶えず訪れており、汕頭市内の都会の喧騒とはちょっと離れた静かでちょっとタイムスリップしたような錯覚にひたれるところです。ちょっとノスタルジックになれる、気分転嫁にいい所ですよ。
さあ、私と一緒にちょっと行ってみましょう、汕頭の「旧市街」へ。
- 汕頭の旧市街についての簡単な歴史
- 今年の国慶節中の旧市街の様子
- 中国のお菓子やB級グルメの豆知識
汕頭の旧市街ってどんなところ?
汕頭の旧市街とは、通称「汕頭老街」や「汕頭老城」と呼ばれ、汕頭市の西側に位置し、「西提船着場」から「外馬路」に繋がる約1キロメートルのエリアの事で、大多数が二十世紀初めに建てられた建築物が残されている場所の事。
二十世紀初めという事は、1900年代初めという事。この私も生まれていない(笑)。
建築物は古ローマ式、バロック式などの西洋の風格を施したものが多く、特徴として、路肩から1メートルくらい内側に歩道が施されており、歩行者が雨が降った時の「雨よけ」になる設計がされています。
建築物には装飾された窓があり、旧市街の中心地となる「小公園」からは放射線状に四方に道が広がっていて、そこに多くの昔ながらの商店や露店が立ち並んでいます。このエリアで売っているモノの値段は安く、地元の有名なローカルフードも堪能できる。その昔、汕頭で一番栄えた商業地区であり、その当時の独特の風情を感じさせるところです。
その中でも特に、汕頭郵政総局大楼(汕頭郵便本局ビル)、老妈宮 (別名:天后宮、歴史博物館)などはその当時の建築のままが残っています。
確かに窓ガラスがステンドグラスみたいになっていて古い中にも優雅さが伺えます。
汕頭を語る有名な言葉として、
“先有小公園、再有汕頭市。”(先に小公園があって、そのあとに汕頭がある)
とまで語られているんです。汕頭の歴史は旧市街、つまり小公園エリアから始まっているんだ、という事ですね。
私が汕頭に来た頃に、地元の人からここには旧市街が残っている、と聞いていて始めて訪れたのはもう何十年も昔の話になります。その時はあまり気にかけてもいなかったのですが、この汕頭も道や建物や緑化が全てが刷新され、市内にはスタバ、ユニクロ、無印良品、マック、KFC、ピザハット等々が出来て、万象城という巨大なショッピングモールも出来て、だんだんと都会化しています。でも、それとは対照的に、この旧市街だけが昔の有形資産として大切に残されていて、古い街並みが堪能できるところであり、未だに多くの人を引き付けて止まない魅力をもっているのを見て、「古き良き時代」だったんだろうな~、と思いを馳せるのでした。
歩くだけで昔にタイプスリップ
自宅から電動自転車に乗ってスイスイと南西方向へ向かい約20分、街の喧騒を通り抜けていよいよ汕頭の旧市街へ到着。汕頭は小さな街なのですぐ着いちゃいます。
旧市街は歩行者天国なので、クルマ、バイク、自転車も入れません。お巡りさんも要所要所に立っていて、違法車輛の侵入には目を光らせております。なので、近くでレンタル自転車を乗り捨てて徒歩で旧市街に入ります。いきなり古い建物が目の前に現れました。
この「ブログ」が「ボロく」見えてしまいそうな写真(-_-;)。(おっさんダジャレじゃないです)
上の写真、決して昔に撮影した写真をひっぱりだしたのではありません。昨日自分で撮影したばかりの写真です。とても古いけど、なんかホッとする光景ですね。自転車もシブい。
ここからゆっくりと歩いてみましょう。
旧市街は国慶節とあって、多くの家族連れやカップル、お友達同士の人たちで賑わわっていました。午後の日差しが強い、暑い時間帯でしたが、皆自由に歩き、思い思いのポーズをとって写真に収めている光景が印象的でした。行き交う言葉を聞くと普通語も聞こえますが、汕頭語や広東語も耳に入ります。おそらく汕頭以外にも、深圳や広州など広東語圏から来ている旅行者もかなりいると思われます。みんな汕頭の旧市街でノスタルジックな雰囲気に包まれて楽しそうでした。
特産品や露店がいっぱい!地元の工芸品を見て、ご当地グルメも味わえる
さあ、ここからはお土産品、工芸品、そしてご当地グルメの写真です。旧市街に続く全ての道にとにかくありとあらゆるお店や露店がいっぱいあって、全てを写真に収めるのは無理なので、私がチョイスした写真をここにお送りしますね。
汕頭は知る人ぞ知る、いろんなご当地グルメで有名なところ。上の写真はそのごく一部。とても全てをここでご紹介する事は不可能です。食べ歩きができるモノには揚げ物や焼き物も多く、お店の廻りに美味しそうな香りを漂わせ、ローカル感いっぱいですが、その味は保証付き。他にもココナツジュースやサトウキビジュース、アイスクリームショップ、カフェなんかもたくさんあります。疲れた体を癒すために座って食べれるお店もあります。ただ、グルメの食べ物の揚げ物は油をいっぱい使っているので食べすぎると胃が持たれるかもしれません。私は50代後半ですが、体を考えて今回揚げ物は見るだけで次の機会とすることにしました。
歴史的建造物や古き良き街並みもとってもノスタルジック
汕頭の旧市街には数々の歴史的建造物があります。
私の知識だけでは旅行社さんや歴史書並みに全てをご紹介するのは無理です(スミマセン)。ですが、私自身もいってみれば一人の日本人現地在住の旅行者。この時期、日本人観光客とすれ違うことなどほぼほぼないこの環境の中で、写真を撮り、奮闘して精いっぱいの御紹介をしています。ですので、ここにこういうのがあるんだ、ふーん、なるほど!というような感覚で街歩きを楽しんでくれればと思います。(*^▽^*)
まとめ
きょうは、ちょっと趣向を変えて、私が住む中国広東省の地方都市汕頭市の観光名所「汕頭老街」について写真を添えてお話ししました。楽しんで頂けたでしょうか?
この記事を書いている今日現在、コロナによる中国政府の出入国の政策で、日本から中国への観光ビザがまだ解放されない状態の中、このような情報はあまり入らないのではないかと思います。早く解放されればいいなと切に思っています。
もし今後、あなたが来られるチャンスがあるなら是非一度足を運んでもらいたい場所です。中国ローカル都市ならではの落ち着きと、適当さ(笑)、リラックスした気分、そして新旧の街並みと美味しいローカルフードを存分に味わえるところですよ!
汕頭は、日本人が本当に少ないのも面白さのひとつかもです。自分の中国語を試したいあなたにうってつけですよ。ここの人たち、気さくで温かい人が多いです。
最後に日本から汕頭への交通アクセスは下記の通りです。(私がよく使うルートです)
日本から中国へ | 成田空港或いは関西空港から上海、或いは広州へ飛行機で移動 |
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上海/広州から汕頭へ | 上海或いは広州から飛行機で汕頭へ(一般的な飛行ルート) |
広州から汕頭へ | 広州から高鉄(中国の新幹線)で汕頭へ(事前にチケット購入必要) |
詳しくは、トラベルショップ、ネット等で検索してみてください。(*^▽^*)
\日本から中国への渡航に便利なリンクを乗せておきますね/
ここまで読んで頂いて有難うございました。
また、おすすめの観光スポットを見つけてブログ書いてゆきますね。
汕頭の住人、しげるでした。
それでは、また!
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非常好的文章,作為一名土生土長的汕頭人,很高興有日本的朋友能到來到這裡遊玩,因為戰爭和商貿等歷史原因,汕頭至今還保留有一些日本元素,這也促使我了解並喜歡上日本的文化。但是是說實話,汕頭作為一個旅遊的地方還有很多需要改進的地方,希望有朝一日汕頭能像日本一樣能夠加適合旅遊吧,哈哈!歡迎更多的日本朋友能來汕頭體驗道地的美食!
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