中国の生活事情

中国長期在住者が見た 日本と中国の本当の違い(生活編 その2)

日本と中国の国旗のアイキャッチ画像

画像引用元:Canva

プロローグ 日本人と中国人の挿絵

こんにちは、しげるです。

今日も私のブログを読んで下さり、大変有難う御座います!

3月も下旬に入り、気温も上がり、湿気も出てきてかなり春から夏めいてきた中国ですが、いかがお過ごしですか? コロナはもう過去の話、というような感じさえ受けるここ中国ですが、まだまだ健康のためマスクをしている人も多く、私自身も仕事の行き帰りや出張の時は相変わらずマスクをしています。

日本も政府の決定でマスクの着用が任意になったようですが、きっとこのブログを読んで下さるあなたも中国と同じで、自分自身と廻りの方への感染予防やエチケットとして相変わらずマスクをされているのではないでしょうか。(きっとそうに違いない!と勝手に想像している私です)

国は違えど、「健康管理」の意識は日本も中国もこの過去3年の間で強く芽生えたのではないかと思います。こういう点はきっと同じですよね!

話は変わりますが(来た(;^ω^))

「違い」と言えば私のブログで、以前、日本と中国の違い(生活編)という記事を書きました。これです。↓

中国長期在住者が見た 日本と中国の本当の違い(生活編)私が中国で長期に生活する中で感じる日本と中国の違いについていろんな角度から書いてみました。これを知っているとその国が持っている考え方や社会が見えてくるような気がします。事前に知っておくことでお役に立てるかもしれません。...

以前の記事の中では、普段の生活の中で目にする違いとして10個ほど書いたのですが、どれも中国に来ればすぐわかるような代表的な違い、を列記して書かせて頂きました。

よく考えればまだまだ違うところはあるな~、とふと思い、こんなところは違うから気を付けた方がいいよ~、という私からあなたへの「心の叫び」を抑えることができず、今日の記事は、

「中国長期駐在者が見た 日本と中国の本当の違い − 生活編 その2」

と題して書いて見る事にしました。

私の心の叫びのイメージ画像です。

ブログのイメージを壊さないように、綺麗な女性のイラストで表現しました。

メガホンで叫ぶ女性のイラスト画像はイメージです。

画像引用元:イラストAC

しげる
しげる
きょうも日本と中国の生活上の違いについて続編を書いてみるので、最後までずるずるずる~ッ、とお付き合いくださいね!
みゃおみゃお
みゃおみゃお
日本も中国もにゃんこがにゃーん、と鳴くのはおなじだにゃん。でも、中国のにゃんこはきっと中国語が分かるかもしれないだにゃ!笑

それでは、いってみましょう!

この記事を読んでわかること
  • 日本と中国の生活に関連した違い(続編)
  • 違いから分かる生活上の注意点
  • 私からあなたへの生活上のアドバイス

中国のスイーツ北京のレストランで出された食後のスイーツ。お洒落で可愛いですね。スマホで撮影しました。

日本と中国の生活上の違い(続編)

水道水は直接飲んではいけない

中国の水道水はそのまま飲んではいけません。お腹をこわします。

一般的には消毒もされてないので雑菌が混ざっていますし、ときおり水道管修理などと言って水が停められ、復帰した後は茶色い水がドバっと出てくることなどもあります。また、一応、無色透明ですが、生臭い臭いがすることもよくあります。こうなると飲む気になれませんよね。

なので、我が家では水道水を飲む場合、一般的には電気ポットに水道水を直接注ぎ、必ず沸騰させてから飲むようにしています。もちろん沸騰させたばかりは熱すぎるので、ちょっと冷ましてから飲むようにしています。私の妻は中国人ですが、出逢ったときからこの方法でお茶を飲んだり、そのまま白湯(中国語で白开水)を飲んだりしています。

これとは別に、沸騰したお湯を活用する方法として、食器や台所廻りを熱湯消毒したりしています。なんとなく気持ち的な問題ですが、もう習慣になってしまいました。食器を使う前に熱湯消毒してから使います。水道水がそのままついた食器を使うのはいやですし、家族もいるのでみんながお腹を壊さないよう、いつでも殺菌された状態で食器は使いたいですものね。

でも、お水をもっと手っ取り早い方法で飲みたい!と言う場合には、おすすめは何と言っても「ミネラルウォーターや蒸留水」。近くのスーパーやコンビニ、その辺の小売店でも売られていますので、これをおすすめします。ブランドも色々あり、一般的に1本(500ml入)あたり1元から2元程度で購入できます。ちょっと高いものは1本3元程度するものまであります。お店の冷蔵庫で冷えているものでも常温のものでも基本お値段は一緒です。私もよく飲んでいますよ。

お水の挿絵

画像引用元:Canva

生たまごは食べられるものとそうでないものがある

温かいご飯に、ちょっと醤油を垂らした生たまごかき混ぜて、ご飯にぶっ掛けて食べる!

シンプルだけどとっても美味しい

「たまごがけごはん」(*^▽^*)

日本人なら普段の食卓でよく見る当たり前の光景ですね!(あー、お腹空いてきちゃった)

でもですね!中国にいるあなたやこれから来られる予定のそこのあなた!

これ、やる前にその目の前にある「たまご」を一度確認してくださいね。

一般的に中国のたまご(鶏卵)は、

「生で食べられる」ものと

「生で食べられないもの」の2種類があります。要注意です!

「生で食べられるたまご」はパッケージの上に「可生食」と表示されていますので、賞味期限内で且つ冷蔵保存がしっかりされているものであれば生で食べる事が出来ます。

しげる
しげる
そう、お家であのTKG(たまごがけごはん)が中国で出来る!というわけです!

ですが、一般的に中国のスーパーや市場で売っているたまごは生食が出来ないものが多いんです。

上海や北京などの日本人が多く住む大都市にある大手スーパーなら生食できるたまごもよく売っていますが、例えば私の住んでいる中国3級都市のここ広東省の汕頭市の一般のスーパーでは、たまごは冷蔵保存もされておらず、常温保存であり、生食可とは書かれておらず、生で食べるのは危険です。

ですので、我が家の場合、たまごはたいていの場合、「ゆでたまご」「たまご焼き」にして食べます。ラーメンにたまごを割って入れて茹でて火が通ったものを食べる事もあります。こういう風に熱を通してあればOKです。

生たまごの画像

画像引用元:Canva

ごみは分別して出してもやがて一緒になる

私が中国に来た25年前、何年ものあいだ、ゴミは全て一緒に捨てるのが当たり前でした。

日頃、家庭から出る生ゴミ、紙やプラスチック、ガラス、包装資材、着なくなった服、たばこの吸い殻などなど、とにかく、家から出るありとあらゆるゴミは中国でよく売られている黒い大きなゴミ袋にドサッと捨てられ、そのまま外にあるゴミ捨て場所に捨てていました。

でしたので、何も考える必要もなく、非常にラクで便利でした。

平気で捨てられていた原因として、実は、全てがごっちゃになって捨てられたそのゴミを分別して、再生可能なゴミとそうでないゴミを分別して回収する業者や個人の方々がいて、その人たちの収入源となっている、という「ゴミサイクル」があったからなんですよね。

まさに、「捨てるものあれば、拾うものあり」、です。

(それちょっと違うだろ)

ですが、ここ5年くらい前からでしょうか、中国も日本と同じく、ゴミは分別して捨てるように国の政策として謳われ、ゴミの種類ごとに分けて捨てられるようにあらかじめ作られた公衆のゴミ箱が主流になっています。

私の住む汕頭の街でよく見る公衆のゴミ箱には2種類あって、ひとつは4種類くらいゴミを分別して捨てられるように作られたゴミ箱と、もうひとつは、ゴミを纏めて捨てられる大きな黒いプラスチック製のゴミ箱です。

ホテルの部屋にも「水分を含むゴミ」と「乾燥ゴミ」を分けて捨てられるように作られたゴミ箱が置いてある場合があります。そこまで分別しようという考えが浸透してきているんですよね。いいことです。

ですが!

上に書いた「4種類くらいゴミを分別して捨てられるように作られたゴミ箱」にゴミを捨てようと思い、中を開けると、まったくもっていろんなゴミが見境なく捨てられているんです。そうです、4種類のゴミが全て一緒になっている状態です。

全てがそうだとは言い切れませんが、どんなに区別できるように作られたゴミ箱でも、なんだかすべてが一緒になっているように見受けられます。

これは、そのゴミを捨てるモラルの問題とその街の管理の問題だと思いますが、近年はその国民意識がすごーくゆるーくなっているのかなー、と思っています。

つまり、結局は、そのゴミを分別する業者や個人がいるのをみんなが知っているので、「分けなくても大丈夫だろう。どっちみち彼らが分けるのだから」という気持ちが働いているように思えてしまうのです。

だから、「分別せずに捨てましょう!」と推奨しているわけではないので、そこはご理解くださいね。(*^▽^*)

ゴミはきちんと分けて捨てましょう。モラルが大事ですよね。

ごみ箱の画像

画像引用元:Canva

家を買っても内装は自分で業者を呼んで作る

人生でおそらく一番お値段の高い買い物。不動産。つまり「家」の購入。

日本で新築の家や中古物件を買うとたいてい内装済みになっているのが当たり前ですよね。つまり買えばすぐに住める状態になっているのが普通だと思います。

また日本では内装だけではなく、当然厨房やトイレ、お風呂なども付いてくるはずです。

ですが!(また来た)

中国で家を買っても内装は一切ありません。

一般的に、中国で新築の家を購入してもそこにあるのはコンクリートむき出しの何もない空間のみ。部屋となる壁はいうに及ばず、トイレや厨房、お風呂もそこにはありません。付いているのは電気配線と水道管、それにおそらくそこがトイレや厨房の排水口になるだろう丸い穴だけです。

ではどうするかと言うと、自分で内装をやるんです。

えっ!?と思うかもしれませんが、そうなんです。とはいっても自分でのこぎりと金づちを持ってきてギコギコトントンやるんじゃありません。家の内装業者に設計図を描いてもらって自分が出せる予算の範囲の中で内装をしてもらいます。

私も中国で結婚したての頃はちょっと古いアパート(月額700元)に妻のお母さんと一緒に住んでいましたが、西暦2000年に第一子となる長男が誕生したころから今後の家族のためにもっと快適で安心できる場所として家を購入したいと思っていました。妻も家が欲しいと言っていました。

ちょうどその頃は中国も不景気で物価が比較的安い時期でした。なのでその大きなチャンスを生かし一大決心をして家を購入しました。と言っても、日本のような一軒家ではなく、いわゆる「花園」と名前が付く団地的なマンションですね。8階建てエレベーター無しの何棟もあるような団地です。その庭付きの1階部分を購入しました。

中国ではよくあるパターンなのですが、マンションは建設中から売り出しに出されている場合があり、建屋が完成する前に契約して購入すると優遇価格で買えるというメリットがありましたので、建設中のマンションを購入しました。

しげる
しげる
下見に行って工事中のまだ完成していないマンションの購入に非常に大きな一抹の不安を覚えた記憶があります!

中国のマンションの購入は「1軒いくら」ではなくて、「1平米いくら」、という単位で購入します。また、1階の場合、外に中庭が付いている場合がありますが、これにも「1平米いくら」という値段がついています。

私が購入したマンションもコンクリートむき出しの空間だけで当然のごとく全く内装が無かったので、中国人の知人に内装業者を紹介してもらい、デザイン設計をお願いし、予算交渉をしながら内装をしてもらいました。

内装業者の方に提案してもらいながら、ここにはこういう色のこういう素材の材料を使う、天井のデコレーションはちょっとカーブを入れておしゃれにするとか、お風呂と厨房は水廻りが一緒なので隣どうしにするなど、いろいろ注文をつけました。トイレの便器を買いに専門のお店に行って買いに行ったこともありましたよ。悩みましたね、まさか自分で便器を買いに行くとは(笑)。いざ買いに行くといろんな便器があって悩んだのを憶えています。いまとなっては懐かしい思い出です。

人によっては高級な家具を揃えて重厚でゴージャスな内装にする人もいますが、私の場合予算が限られていたので、白を基調としたシンプルで落ち着きのあるデザインにしてもらいました。いまではこれで良かったと思っています。でも、もう20年以上も住んでいるのであちこちが汚れたり傷みが出てきています。(壁にひびが入ったりもします)

中古マンションを購入する場合、すでに内装や家具が付いている場合が多いです。

マンションのイメージ画像マンションのイメージ画像です。ベランダに植物を置いている人も多いです。

画像引用元:Canva

中国では風呂おけが無く基本シャワーのみ

中国のお風呂場には、日本にあるような浴槽(バス)がありません。

中国ではお風呂に入るという時は、基本的にシャワーのみです。そしてよくあるのが、同じ部屋にシャワーとトイレが一緒になっているパターンです。そうです、トイレも一緒に濡れてしまうパターンですね。もっともシャワーとトイレが別々の部屋にあるものもありますが、スペースの問題や費用面、簡易性を求めて一緒になっているのかなと思います。

私も上の欄で書いたように、中国のマンションを購入して内装設計をするときに、浴槽を作るのを考えなかったんですよね。中国的に考えてしまっていました。今思えば後悔しています。だって、日本人にとってお風呂に入るって言ったらやっぱり浴槽にザブッと入って熱いお湯につかり、体を癒して疲れを取る、というのが定番じゃないですか。

なのでこの25年間ずっと家では家族全員お風呂はシャワーのみだったんですが、ここにきて革命が起きました!(大げさ)

ここ最近、疲れが取れないのでお風呂に浸かりたいと言っていた私の言葉を重く受け止めてか、妻がネットで防水性の布製簡易浴槽を買ってきたんです。円形で直径およそ1メートル、高さ1メートルくらいの浴槽なんですが、それに熱いお湯を入れて浸かってます。

足が延ばせずに、あぐらをかくような感じで、ちょっと小さいけど、座ると肩までお湯が浸かるので、全身が温まる。これが実に気持ちいいんですよ!

おかげで血行が良くなり、全身の疲れも取れて、夜も寝つきが良くなり、妻には感謝しています。お風呂って毎日の事なので、健康の為にも大事にしたいですよね。

中国にも家庭のサニタリー用品を売っている専門店などでは浴槽も売っています。高さはあまりないけど、足をまっすぐ延ばせるようなタイプですね。自分で家を買う場合には、是非ご自分の好みの浴槽を探してみてください。

お風呂とトイレの画像お風呂とトイレが一緒になっているイメージ画像です。中国では浴槽が無いタイプも多いです。

画像引用元:Canva

中国の部屋は基本床タイルとベッド

またまた家に関するお話しなのですが、中国の一般的なマンションでは、部屋の中は基本的にタイルで敷き詰められた床とベッドが置いてあります。

しかも、日本の家のように外と部屋の段差がある「玄関」のような作りは無く、「ドアを開けるとすぐそのまま平らにダイレクトに部屋(普通はリビング)に繋がっている」という感じです。

家のドアを開けて、すぐ靴を脱いで、スリッパに履き替える、というイメージですね。脱いだ靴はドアの脇の靴箱やそのまま床の脇に揃えて置いておくというような感じです。

当然、中国では日本のような「畳」を使ってないので、中国と言えども部屋のつくりは洋風なんだと思います。日本だと、家に上がったら靴を脱いでスリッパなどを履かず、そのまま畳の部屋でゴロンと寝転がるなどの開放感がありますが、中国はスリッパを履き、しかも床がタイルなので、ゴロンとするのはソファーかベッドの上、という事になります。私はベッドの上がくつろぎの場所ですね!(笑)

そうだ!以前、私のルームツアーの記事を書いていましたので、ここに貼っておきます。イメージが一目瞭然だと思いますので、是非見て行ってくださいね。

みゃおみゃお
みゃおみゃお
ボクも登場しているにゃん!ハハハ!
ルームツアー アイキャッチ画像
大公開!中国の我が家のルームツアーへご案内します中国で私が家族と住んでいるお部屋の中をご案内します。中国の家の作りとか部屋ってどうなっているのか。日本の部屋と比べてどういう違いがあるのか、について実際の部屋の写真を添えてお話しします。...
リビングのイメージ画像床がタイルの部屋のイメージ画像です。

画像引用元:Canva

弁当や総菜が売っていないコンビニも多くある

中国にもコンビニエンスストアは沢山あります。

しげる
しげる
「コンビニエンスストア」は中国語で「便利店」といいます。読んで字のごとく、ですね!

日本にあるような「セブンイレブン」、「ローソン」、「ファミリーマート」を始め、上海あたりでは中国生まれの「好的」、「良友」、「喜士多」などもあります。

私の住むここ広東省の3級都市汕頭市にも地元のコンビニエンスストアがあります。「美佳」、「美宜佳」、「天福」などなど、色々です。

日本のイメージでは、コンビニエンスストアは弁当、おにぎり、サンドイッチ、総菜、サラダ、スイーツ、など日々新鮮で美味しそうなものが当たり前のように売られていますよね。仕事や学校の合間にここをめがけて買いに来る人も多いかと思います。近くのコンビニで時間を掛けず好きなものをサクッと買える、ここがコンビニエンスストアの魅力の一つだと思います。

しかしです!(またまた来た)

私の住む街のローカルのコンビニではそういった日持ちのしない、日配品の弁当、おにぎり、サンドイッチ、総菜、サラダ、スイーツなどを一切売っていないところも多いんです。

中国の地方都市に出張に行くと、その地元で有名なコンビニがあって立ち寄ってみて見たりしますが、ほとんど置いていないんですよね。

でも最近は、そういったローカル系(日系ではない)コンビニでも、大手のマネをしたのか、需要があると見たのか、はたまた利益が取れるのか、レジ横に保温器を置いて、肉まん、野菜まん、唐揚げチキンやおでんなどを販売するところも少しずつ増えてきています。最近ではおにぎりを売っているコンビニも発見しました。

ですので、中国に来られた時に、お腹が空いて、ローカル系コンビニを見つけて、「やったー、こういう時こそのコンビニ、サンドイッチでも買いに行こうっと!」なんて行って見たら、全く売ってなかった、なんて落ち込むことになります。

その分、中国のローカル系コンビニは、基本24時間営業ですし、パン、菓子、珍味、カップラーメン、飲料、日用品、たばこなどは充実しているコンビニが多い印象です。ちょっとしたものを買いに行くなら便利かもしれませんね。

上に書いた日系のコンビニならかなり日本に近いようなイメージで日配品を売っていると思います。ただ、味は、美味しいものもありますが、日本に比べたら見た目も味もイマイチ、というものもあるのでよく考えて買いましょうね。

コンビニの弁当の画像中国でも日系のコンビニなら弁当を売っています。お店のレンジで温めてくれます。コスパもいいですよ。

画像引用元:Canva

歩く時、下だけでなく、上にも気を付ける

中国の道を歩く時はまず下をよく見て歩きましょう。歩道でもけっこう雑に作られていて、でこぼこガタガタなので注意して歩きましょう。急に段差があったり、ゴミが落ちて踏んづけてしまったり、スマホを見ながらの「ながら歩き」は危ないのでやめた方がいいです。

注意すべきは「下」だけではありません。「上」も要注意です。

中国のマンションの敷地内や街路地を歩いていると、雨も降っていないのにいきなり上から冷たい水滴がびしゃっと頭や体にかかってきてびっくりすることがあります。(中国に住んでいるあなたなら経験されたこともあるかもしれませんね)

これ、何かというと、建物の上階に住んでいる人などが、ベランダに置いている植物に水を差す時にこぼれた水が下に落ちて、歩いている人の頭にかかる、というものなんです。

上階に住んでいる人が下にいる人を見ていたずらでやることは絶対いないとは言い切れませんが稀だと思います。

ですので、天気が晴れているのに、もし地面に濡れている跡やびちゃびちゃ水が上から垂れてきているのをみたら、しっかりと避けて歩いてくださいね。

しげる
しげる
そういいながら、いまだに自分に水がかかってしまうのを避けられない私しげるです。
ベランダ植物の水かけ画像

画像引用元:Canva

スーパーで根強く残る計り売りお菓子

中国のスーパーマーケットに行くと、必ずといってあるのが「計り売りお菓子」売り場です。いろいろなお菓子だけじゃなく個包装されたパンなども売られています。

ビスケット、クラッカー、チョコレート、キャンディ、グミ、ポテトチップス、ゼリー、マシュマロ、麻花、などなど、色々とあります。最近では小さなパンなども売られています。

中国は昔はきっとこういう売り方が多かったんだろうな、と思わせるような圧倒的な存在感で、種類も豊富。しかも、よく見ると新しい商品がぞくぞくと参入しています。計り売り商品を求める人も少なくなく、なかなかなくならない、根強い人気を誇っています。

この「計り売りお菓子」、お菓子の種類によって値段はいろいろですが、基本的値段は計り売りですので、重さで料金が表示されています。中国の場合は、1キロいくら、ではなくて、1斤(500g)いくら、という表示です。

安いものだと1斤10元台から高いものだと30元台まであります。売られているお菓子も計り売り専用の個包装となっていて1つあたりの個包装の内容量が表示されていません。

自分の好きなお菓子を好きなだけ袋に入れて、あとは店内に設置された計量器か、あるいはレジまで持っていき計量器で計り、値段のラベルを貼り、代金を払う、というシステムですね。

計り売り菓子のメリットは、自分や家族で食べるために、好きなお菓子を自分で選んで、好きな量だけ少しずつ、よりどりみどりで選んで購入できる事、だと思います。値段は重さ次第なので、自分でコントロールする事が出来ます。

この計り売りお菓子ですが、私が中国に来た1996年当時には既にスーパーマーケットで売られていました。普段、私自身はあまり買いませんが、例えば会社として春節用のお菓子を事務所で買う場合、よく利用します。金貨の形をしたチョコレートだとか、いろいろな味のキャンディなどですね。味もそこそこに美味しいです。中国に来られたら是非足を運んでみてください。日本にはない、面白い発見があるかもですよ。

中国のバラ売りお菓子売り場の画像中国のスーパーに古くから必ずある計り売りお菓子売り場です。パンなども計り売りで売っています。

名刺より微信

中国のビジネススタイルも時代の変化と共にだいぶ変わってきました。

日本では、仕事などで初めてお会いした方とご挨拶する時に、普通はお互い名刺を差し出し、自分の身分を名乗り頭を下げてご挨拶しますよね。時代が変わったいまでもまずはこれが初対面の儀式のようにもなっています。

しかしです!(また来たか)

中国ではですね、いまは名刺よりも、お互い携帯を差し出し、「微信(WeChat)」をスキャンして登録する、というのがビジネスのご挨拶になってきています。私が最近会った中国人の方で、「名刺はもう持ち歩いていません」という方もいます。

この微信、腾讯 (Tencent) という有名な中国のIT企業が開発した日本のLINEのようなSNSアプリですが、中国で使用している人は10億人以上と言われとてつもなく多く、いまは仕事でもプライベートでも、家族間でもこの微信を使ってコミュニケーションを図る、というのが当たり前のような状態になっています。

名刺の交換だけだと、その名刺に書かれている相手の電話やメールアドレスを登録して相手とコミュニケーションを図らなくてはならず、面倒ですよね。しかも名刺は紛失の恐れがあるし、私自身、一旦受け取った名刺は基本的にあまり見ず、すぐに名刺入れか机の引き出しにしまってしまう(笑)。

でも、微信なら、携帯にお互い登録するだけで、いつでもどこでも文字、音声、画像、動画を通して臨機応変に相手と繋がる事が出来る。音声で言いにくいことも文字なら相手の邪魔をせず伝える事が出来る。そして、記録として残る。更に、Wifiがあれば電話するよりもコスパがめちゃくちゃいい。例えば何時間話してもWifi代だけで済む。自分のPCに微信アプリをダウンロードしてPC上でコミュニケーションをとることも出来る。名刺のように紛失の恐れも無い。もし登録後相手と繋がりたくなかったら、ブラックリストに入れるか、完全に削除することも出来る。

もう、中身を重視するなら、中国では名刺は不要なんです。

中国にいると、お互い日本人同士でも名刺はやり取りするものの、そのあとすぐに微信を登録してビジネス生かしたり、プライベートで繋がる人もいます。

その方がリアルなんです。

お互いが本当に繋がりたいという気持ちがあるから、お互い微信をスキャンして登録し、繋がりが始まるんです。その気持ちが無い人はそもそも微信で繋がろうと思いません。

ですので、私自身も、仕事(中国、日本、海外との連絡)でもプライベートでも微信を大いに活用しています。

しげる
しげる
中国と繋がるなら、微信を大いに使っていきましょう。これがスタンダードですよ!
WeChatのイメージ画像

まとめ

エピローグ 雛壇と獅子舞の挿絵

お疲れ様でした!

今日は、日本と中国の生活上の違いを生活経験者だからこそわかる角度でお話ししてみました。

どの国に行ってもそうですが、その国の常識は別の国の非常識。日本から見たら中国の変なところや驚くこともあり、中国から日本を見たら、これまた変なところや驚く事があったり面白いですね。

こういう違いをお互い受け入れて、生活を楽しむくらいの余裕で過ごせたら中国の生活も苦にならないと思います。

私思うんです。異国であっても、人のいるところ、なんとかなる。

そう、先人がおしゃっているじゃありませんか。

「郷に入っては郷に従え」

またお会いしましょうね。

ここまで読んで頂いて有難うございました。

それでは、また!

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ABOUT ME
しげる
新米ブロガーしげるです。ただいま58歳! ブログを始めました! 中国からみなさんのお役に立てるいろんな情報発信してゆきます!

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