こんにちは、しげるです。
2022年のクリスマスはいかがお過ごしですか?
実はこの私、世間がクリスマスで盛り上がっている中、よりによってコロナに感染してしまい、この数日間高熱と体の節々の痛みとだるさで短期的闘病生活を送っていました!
あれほど気を付けていたのに、感染してしまうとは思いませんでした。
ご存じの通り、ここ最近の中国国内の感染急拡大には驚いています。
そんな中でも、妻が献身的にくれる中国の色々な飲み薬(苦い薬や甘い薬)とおかゆを食べて、5日間くらいで何とか快方に向かっています。
とにかく、人間「健康に勝るものなし」、健康であれば、人生何とかなる!
お互い健康には十分に気を付けましょうね。
さて、12月も最終週に突入し、いよいよ今年も残すところあと1週間となりました。
あなたにとって今年一年はどういう年でしたか?
私は、先日かかったコロナ以外、家族全員大きな病気や事故もなく、息子と娘は元気に学校に通い、妻も毎日元気で家庭を守り、私も忙しい仕事を乗り越えてきました。でも、なんといっても、私にとって今年の5月からこの「ブログ」を始めたことが一番の進歩でした。
私のようなブログにいつもお付き合いして下さる「あなた」へ、一年間(正確には8カ月間です)の熱い気持ちを込めて感謝の意を述べさせて頂きます。
この一年間、大変ありがとうございました!!
画像引用元:きょう書く記事は、今年2022年最後の1記事になりそうなので、何を書くか迷ったのですが、今まで書こうと思って書かなかったテーマについて書こうと思います。
中国に限らずですが、私たちが海外に仕事で出張や駐在をすると、現地に比較的長期にいるようになり、現地の生活が新鮮で楽しくなり羽を伸ばしたくなったり、逆に孤独感を感じ辛いと感じて寂しくなったり、いろんな感情が湧くものです。
いずれにしろ、そんな感情になると、特に「男性」の場合、独身の方や単身赴任で海外に来ている場合は、より新鮮な刺激や心の安らぎを求めて、「現地の異性に近づく」、という方も少なくないと思います。
海外にいても、「現地の異性と知り合い、仲良くなりたい」という気持ちは人間の自然な心理ですし、悪いことでも何でもありません。
いろんなきっかけを通して、本当の女友達となったり、もっと進行して恋人にまで発展する人もいるでしょう。
でも、通常、「仕事」が目的の長期出張や現地駐在で日中はバリバリと仕事をしながらだと、そういう関係を作ったり発展する時間やチャンスは例えば、同じ趣味サークルに入っているとかのきっかけがないとなかなか難しいと思います。
そういう現地出張及び長期駐在の日本人男性が仕事後の食事の後、ストレス発散や安らぎの場としてよく利用するのが、「バー」とか「カラオケ」という社交の場ですよね。
でもね。
ハニートラップに気を付けて。
「バー」や「カラオケ」。実は、楽しい社交の場なんですが、ここにはお互い見知らぬ「男女」の出会いもあったり、そこで出会う女性の甘い雰囲気と言葉に誘われ、「ハニートラップ」に陥るのも知らずに、のめり込んであとでトラブルになる、甘い罠も潜んでいるんです。
- 中国でハニートラップに陥りやすい手口
- ハニートラップに陥らないための心構え
- ちょっとした私の体験談
中国でハニートラップに陥らないための3カ条
まず、ここでテーマとして出した「ハニートラップ」。
本来どういう意味なのでしょう。
ネットで検索したら次のように出てきました。
ハニートラップ
英語表記=Honey Trap
甘い罠の意。機密情報などを得る目的で、スパイが色仕掛けで対象(外交官や政治家、軍関係者など)を誘惑したり、弱みを握って脅迫したりする謀報活動のこと。主に、女性の謀報員が男性に仕掛けるものをいう。
引用元:コトバンク
本来はスパイ用語なのですね。私も初めて知りました。今では女性が男性を色仕掛けで誘惑する広い意味で「ハニートラップ」という言葉が使われたりしています。
今回はここさえ押さえてけば大丈夫、「極めつけの3カ条」です。
それではいってみましょう。
ここでは、特に男女の出会いとなる「ガールズバー」や「カラオケ」に行った場合のハニートラップに陥らないための注意点を書いてゆきます。
① 安易に自分のウィチャットや電話番号を教えない。
よくありがちなのが、お店で出逢った店員や服務員とちょっと仲良くなり、だいたいの場合女性側から「微信(ウィチャット)交換しよう」とか言ってくるパターン。中には、携帯番号まで知りたがる女性もいます。
特に上海などの大都市では日本語が喋れる店員や服務員も多いですから、よけい親しみを感じてしまい、その場の雰囲気もあって断れず、軽い気持ちでついつい交換したりしてしまうんです。
でもですね、相手の女性にとってあなたは「お客さん」。そんなの分かっているよ!と言いたくなるかもしれませんが、お店で出逢った以上、どんなに時間が経っても、どんなにあなたがそのお店に行ってその女性と仲良くなったとしても十中八九その関係は変わらないのです。
ですので、ウィチャットを交換してからは、普通のお友達感覚で連絡が来ることもあるかと思いますが、女性の本当の目的は、
「あなたをお店に誘ってお店でお金を使ってもらうこと」
なんです。
なので、女性側があなたへウィチャットを送る時の言葉も甘く、巧みです。
- おはよう~。今日もお仕事頑張ってね!
- 今日もお仕事お疲れ様でした。ちゃんとご飯食べた?
- 寒いから風邪ひかないように気を付けてね。
- 今日、何時に仕事終わるの?
- このあいだ、お店でお話ししてすっごく楽しかったよ!
- 今度あのお店、一緒にご飯食べに行こうね!
- また会いたいな!
- 大体こんな言葉の後ろに「ハートマーク❤」が付いたりします!
以上は、私自身の経験から書いている内容ですが、ほぼこんな内容のウィチャットを女性から貰います。それも、たまにじゃなく、ほぼ毎日。次第にそれを受け取るのが習慣になって、男性側もその女性を身近に感じてしまい、やりとりが当たり前になってゆきます。
電話番号など教えてしまった場合は、もっとめんどくさくなります。自分がどこにいようと電話がかかって来る場合があります。当然、女性側も商売ですから、男性側が平日の昼間は仕事と分かっているので仕事中に電話を掛けてくる人はあまりいませんが、退社時間を過ぎた後とか、休日とか、或いは平日の夜遅くなども電話を掛けてくる場合がある事を憶えておかなくてはなりません。それが好きならいいんですが。
電話が鳴って男性側が出ない、或いは折り返しの電話もしない、となると電話を掛けた女性は無視されたと感じるでしょうし、そうするとお互い気まずくなるものです。
お店とお客さんの関係ならば、お互い近づきすぎない一定の距離感を保った方がいいです。
ウィチャットや携帯電話番号を安易に教えないようにしましょう。
② 安易に名刺を渡さない。
これも、意外とありがちかもしれません。
ちょっと待ってください。
あなたが名刺を渡そうとしている人は、娯楽場所の従業員。相手はあなたを「お金のなる木」、としか見てません。仕事や取引先でもないのに、会社の名刺を渡す必要はありません。もし名刺を渡すなら、今後、その場所を会社として仕事の接待の場所で使う予定があり、伝えておいた方が今後の連絡に便利とか、そうでなければ、自己責任ですね。
名刺には自分の姓名(フルネーム)、会社の電話番号、あなたの携帯電話番号、会社の住所、会社のメールアドレス、ホームページアドレス、そして業務内容など、企業と個人情報を含めた重要な内容が書いてあります。誰もが知る著名企業であればその情報価値は非常に高いものとなります。それを信頼関係の薄い相手に渡すのは良くありません。
つまり、信頼関係の乏しい相手に自分の公私を含めた全ての情報を見せてしまっているのです。
なぜ名刺を渡すのが良くないのか、悪い例をお話しします。
ある時、日本人男性がガールズバーに行き、日本語が達者に話せる綺麗な服務員と仲良くなり、今後もまた店に来ると男性が判断し、名刺を渡した。
その後、楽しい日々が続いたが、次第にお互いの短所が目立ってきて、仲が悪くなっていった。そして、最後は会えばお互いモーレツな口喧嘩をするほど仲が悪くなっていった。
男はもうその店に行くのも、その女性と会ったり連絡する事もやめた。唯一、ウィチャットやだけはアカウントを残していた(今後の仲直りを考えて)。
ある日、女性から男性へウィチャットの連絡が入った。そこには恐ろしいことが書かれていた。
「今までのウィチャットのやり取りを全てプリントして、会社に送り付けてやる!」
そして、そのあとすぐ着たウィチャットには、なんと、男性が女性に渡した「会社の名刺」の住所が書かれいた。
これ、結局は脅迫だったんですが、現実には何も起こりませんでした。もし送り付けられてきたとしても、あくまでも、男性と女性間のプライベートのウィチャット内容。例えばそれが社内の誰かにみられたとしても、他人に迷惑をかけるような問題となる内容ではありませんので、送られてきても問題はありませんでした。
但し!
名刺を渡したってことは、女性は男性の勤務する会社や住所、電話を知っているので、あまりないことですが、会社に来たり、会社の固定電話へ電話をしてくる可能性もあるわけです。もしそうなったら。あなたの行動が、会社にバレますよね。
これ、怖いですよね。
これが名刺を渡さない方がいい実例です。
安易に名刺を渡すのはやめましょう。身の為です。
③ 安易に女性の身の上話には乗らない。
クラブやガールズバー、カラオケなどで働いている一定の服務員の女性と仲良くなり、店に行って常連客となったりすると、これもごく自然な流れなのですが、男性も女性もお互いに自分のプライベートな話をするようになります。
職場の愚痴や上司や取引先の悪口くらいなら、いくらでもしている人もいるのでは。それがお互いのストレス発散に繋がったり、その男性と女性しか知らない話題にもなったりして、よりお互いが親密に仲良くなる秘訣になったりしますよね。
でもですね
あまり親密になり過ぎると、今度は女性側からお店とお客さんという関係を超えた、その女性の「身の上話」を持ちかけられる時があります。
例えばこんな感じです。
- 故郷にいる親が病気で入院している。お金が足りなくて困っている。
- 自分の実家にいる家族が自営業をしたいと思っている。お金が少し足りない。
- 自分が昔開いたバーが失敗して借金の返済で苦しい。私はこのままどうなるの。
- 自分がやりたいお店がある。スナックを開きたい。資金がまだ足りない。
- 早くこの寮を出て行ってアパートに一人暮らしがしたい。お金が少し足りない。
もうわかって頂けてると思います。
上に書いた「身の上話」に共通する事。それは「お金」です。
もしあなたと親密になった女性があなただけにこのような「お金が必要」サインを言い出した時は要注意。だいたいそのような話は「嘘」か「相当盛っている話」が多いと思ってください。あなたを単に「金ズルの都合の良い日本人」、という目で見ているだけで、あなたからお金を巻き上げたいだけです。
考えてみてください。別にあなたじゃなくていいんです。あなたである必要もありません。本来は「お店」と「お客さん」の関係であるはず。あなたがその個人を助ける必要などどこにあるのでしょう。その仕事をしている女性の廻りにはスポンサーとなりうる別の男性がだくさんいると思ってください。あなたがお金を出せば女性は儲けもんと言うくらいにしか思っていません。
一番厄介なのは、女性から「お金が欲しい」と明確に言わず、男性からお金を出させる雰囲気にもってゆく男性の弱みに付け込んだ身の上話です。
こういう話で大金を取られた男性、少なくないと思います。
特に上海などの大都市は日本人も多く、経験の浅い日本人は特にカモにされやすいです。中国では、いわゆるガールズバーやカラオケなどの「色恋ビジネス」を生かして男性が金品をだまし取られるケースは少なからずあります。男性側も、このような事は恥ずかしい問題なので警察にも届けず、自己責任として済ませてしまうことも多くなかなか表面化しないんです。
中国の夜のお店で働く女性の身の上話で出てきたお金の話には要注意です。
私の実体験を少しだけ
ここまで書いてきた3カ条。
何を隠そう、この私、その昔、本社の指示で上海でアパートを借りて長期駐在となった時、ふとしたことから、上海で夜の店で働く女性のハニートラップに陥ってしまい失敗したことがあるからです。
その内容は、言ってしまえば、上に書いた3カ条、すなわち、
- 安易に自分のウィチャットや電話番号を教えない。
- 安易に名刺を渡さない。
- 安易に女性の身の上話には乗らない。
の「全てをやってしまった人」なんです!(お恥ずかしい!)
きっかけはこうでした。
上海でお世話になっている日本人の方と上海駐在事務所設立の為の物件探しを手伝って頂き、ようやくその物件も探し当て賃貸契約も結んだ時、契約成立のお祝いにバーに行こうと言われ、連れて行ってもらった先がいわゆる「ガールズバー」でした。
それまでは上海に関しては服務員が横ついてお酒を飲みつつ、ワーワー騒いで歌うカラオケは行ったことは何度もありますが、バーのカウンターで静かに座ってしっとり飲みつつ会話を交わす、というような飲み屋には行ったことが無かったので、自分にとってはとても嬉しく新鮮でした。
そこで出会ったのがカウンターの中にいた一人の女性でした。
その女性は中国人でしたが、日本語が日本人じゃないかと思うほど上手で、容姿もまあまあでした。なによりも、会話が楽しくてあっという間にその時間が流れて行ったのを憶えています。そして、楽しい会話が続き店を出ようとしたときに相手から「ウィチャットを交換しよう」と言われ「そうだね」なんていって、何の躊躇もせず交換したのが始まりです。
それから、一緒に食事に行ったり、その足でその店に行ったり、お金を出すのはいつも私でした。お勘定は男性が払うもの、という考えが強かった私は、それを不思議とも何とも思っていませんでした。
食事をするのも、お店に行って飲むのも、休日を使いどこかへ遊びに行くのも、声をかけてくるのはほとんど全て女性側からでしたが、行くか行かないかは、すべて私が自分で判断して決めた事なので後悔はしていません。只、だんだんその女性を気に入っていた私は知らない間に「ハニートラップ」に陥っていたんですよね。これは、本当に、自分では気づかなかったんです。
そしていつしか上に書いた「3カ条」の「3つ目」の出来事が起こります。
そうです。突然その女性から「身の上話」をされるんです。その女性は30歳弱だったんですが、過去ある事が原因で相当な借金を背負っている。その借金を返すため、上海に来てバーや掛け持ちのバイトや日本語臨時教師をしながら毎月返済しているが完済には相当な年月がかかる。自分は何のために生き働いているのかわからない。食事をしながら、飲みながら、そんなことを言うんです。下を向いて、ため息をつきながら。
相手が巧みだったのは、その話の結論を相手がするのではなく、私に委ねられていたという事。そうです。「お金を出すかどうかの判断」、は私がしていたんです。
だから、相手に取っては、金銭を騙し取った事にはならず、男性の好意で頂いたもの、という事になり、何の悪気も無く受け取るわけです。(悪気はありますよね。お金を出させる話をしているわけだから)。
しかも、その金銭のやり取りに「借用書」などの貸し借りを証明する記録類は一切ありません。
でも、気に入っている仲の良い女性が困っているのを見ていられない、近くにいる自分が少しでも助けてあげたい、という気持ちになったんです。(少なくとも、私はそうなってしまった)
それから、数カ月間、私からその女性へお金をサポートするような日々が続きましたが、一緒にいる時間が長くなれば長くなるほど相手がお金だけを必要としている事、そして、お互いの欠点ばかりが目立つようになってきて会えば喧嘩をするようになり、とうとう私から会わなくなりました。
そこからですね、その女性が私のウィチャットで攻撃を始めてきたのは。
ウィチャットで金銭をせびるようになり、名刺の住所をちらつかせ今までの2人の会話をプリントして会社に送り付けるとか言い出したり、結局そのようなことはありませんでしたが、最後の最後は私の方から電話とウィチャットをいわゆる「黒名単」(ブラックリスト)にして通信不可にしてしまいました。
なんとも後味の悪い結末でした。
昔のことを言っても仕方ないので、ここまでにしておきますね。
画像引用元:まとめ
今年最後の記事となる今回のテーマは、日本人が陥りやすい「ハニートラップ」についての実例と避けるための3カ条についてお話ししました。
私の経験が、いま中国におられる男性の方、これから中国に来られる男性の方にとって「転ばぬ先の杖」に少しでもなれれば嬉しいです。
しかしながら、バーやカラオケはお酒好きな人だけでなく、ストレス解消や仕事仲間、得意先、友人などとの深い交流の場となる楽しく有意義な「社交の場」です。注意すべきところは注意しておけば、楽しいチャイナライフが過ごせるはずです。
「お店の立場」と「お客の立場」をわきまえて楽しくいきましょう。
本日もここまで読んで頂いて大変ありがとうございました。
2022年ももうすぐ終わりですね。
2023年があなたにとって健康で素晴らしい年でありますように!
それではまたお会いしましょう!
再見!
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