\上部のアイキャッチ画像はCanvaを使って作成しています/
こんにちは、しげるです。
先週は本当に久しぶりに上海に出張に行ってきました。
よく考えてみたら、今年初めての上海出張だったんです。
今年前半は、上海のロックダウンとかその前後の不安な情報とか錯綜して、もし行って感染、隔離とかになったら笑い話じゃすまないと思い、別の都市へ出張に行っておりました。
今回の出張は合計5泊だったんですが、結構疲れました(年なのかな?)。
お客さんと直接会って商談したり会食して気を使ったり、仕事上の調査をするために地下鉄で移動して、広い上海の東西南北を相当な距離(平均毎日2万歩!)を歩いたこともありますが、やはり、疲れる原因の一番は、「いつもいるところではない」という緊張感があるので無意識に気疲れするんだと思います。
それに!
先週私が出張を開始した時から、外省から上海に来た者は全て毎日核酸検査(PCR検査)を受けなさい!という行政指導が入り、市内にある核酸検査ステーションで検査後の結果が24時間を超えないように時間を気を付けながら滞在せねばならなかった、という特殊事情がありました。
汕頭の自宅のベッドに寝れた時、やっと「自分の城に帰ってきた~」と安堵しました。
そのせいもあり、昨晩は本当に心身共にゆっくり爆睡してしまいました。(笑)
やっぱり、家族がいて、自分のベッドがあって、いつもの環境の中で寝れたり生活出来る事って心身ともに大切なんだと思います。
中国に来るあなたも旅行か、はたまた仕事か、それとも留学か、シチュエーションはいろいろだと思いますが、滞在していれば、ホテルに滞在する出張のような経験を必ずすると思います。
ホテル滞在となると、手荷物、スーツケースなど準備し、持参するものを決めてゆきます。
その時心配なのは、
- 一体、何をどれだけ持参したらいいのか
- 必ず持たなければならばならないものは何か
- 中国現地だからこそ必須となるものは何か
- 持っていると便利なものは何か
という事ではないでしょうか?
私も、中国に来てからのこの25年間で、中国国内、そして、中国から海外への仕事の出張は数えきれないほど経験してきました。
本当にいろいろ行ったな~。
ざっと挙げればですね、中国国内(訪問都市多数)、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム、アメリカ、イギリス、ドイツ、ベルギー、イタリア、オーストリアなどなどです!(とにかく、全て命あって無事に帰ってこれたことが奇跡であり、感謝です~)
その絶え間ない出張の研鑽とトレーニング(笑)の中で鍛え上げられた「出張に持参すべき必須アイテム」と「出張を楽にするちょっとしたテクニック」を編み出しましたのでここに惜しげもなくご披露したいと思います!
中国出張の必需品というテーマの他のブログや情報は多いと思いますし、その内容も様々です。どれも詳細に書かれておりお役立ちだと思います。私のブログでは、日本人として、私自身が今までの出張で必要だな、便利だな、と個人的に思ったモノをご紹介してゆきます。人それぞれに必須の携帯品は違うと思いますので、自分に合った持ち物を選択して準備してくださいね。
中国国内出張の際の必需品
① パスポート
出張時に一番大切な携行品は「パスポート」です。「パスポート」は基本的に次の場合に提示が必要となります。大切に保管しましょう。パスポートカバーがある方が保護できます。
- 飛行機や高鉄(中国の新幹線)に搭乗手続きをする時
- 上記の際、核酸検査(PCR検査)をした証明と同時に提示する時
- ホテルにチェックインする時
- 携帯アプリの「微信」や「支付宝」の個人登録資料アップロードの時
- 病気やけがで病院で診察や治療を受ける時
- 警察官や当局から提示を求められた時
- 事件、事故に巻き込まれた際に中国の公安や日本大使館/領事館に提示する時
- その他、必要に応じ提示する時
② 査証/ビザ
仕事で中国に滞在する場合、「中华人民共和国外国人届留许可」という査証が必要です。これは直接自分のパスポートに貼られる査証です。パスポート番号やカラーの顔写真の他、氏名、性別、生年月日、居留原因、居留期限、発行日などが記されています。
「中华人民共和国外国人届留许可」は、飛行機の搭乗手続きの際やホテルにチェックインする時に必ず確認されますので、パスポートのどのページにあるか確認しておく方がいいです。又、その有効期限にも注意しておくことをおすすめします。
③ 携帯電話(スマートフォン)と携帯充電器
もうこれは絶対、絶対、絶対に必要です!(中国は大切な事は3回言う事があるので強調します)。それとスマートフォンの充電線とバッテリーは絶対忘れないように。
コロナ感染が拡大した2020年から現在(いまブログを書いている2022年10月現在)に至るまで、中国に在住する全ての人のコロナ感染に関する管理は、全てスマートフォンにダウンロードした中国のアプリによって管理されます(ただ電話をするだけの携帯電話は対応不可)。よって、スマートフォンは必須アイテムです。
コロナ感染状況の有無や行動履歴によくチェックされるのは次のコードです。
- 健康码(健康コード)/コロナ陰性や陽性の証明、検査結果の時間管理アプリ
- 核酸码(PCRコード)/PCR検査を受ける際のコード。
- 通信行程卡(行動カード)/過去7日以内のあなたの行動都市履歴。
又、携帯のショートメッセージでも個人が遵守すべき中国政府や関係部門からの様々な通達がくることがあります。
なので、スマートフォンが無い場合は、コロナ陰性証明や移動記録が無いので、自分の住んでいる都市から出られず、他の都市に行けないばかりでなく、近所のスーパーや市場にも入れないこともあるんです(ライフラインが無くなるようで怖いですよね)。
スマートフォンであなた自身のコロナ陰性証明や核酸証明を提示する必要があるので、スマホが無いと、中国から他都市、他の省、まして海外にも行けません。よって中国から日本へも帰れません。中国で今を生きる人にとって、スマートフォンはパスポートと同じくらい大切なものになっています。
そればかりではなく、電話はもちろん、微信(ウィチャット)や支付宝(アリペイ)などのSNS+支払い/送金/入金管理アプリ、スマートフォンで得られるありとあらゆる情報と機能は中国滞在者にとって必須です。
出張する前に、微信(ウィチャット)や支付宝(アリペイ)の中に保存されているお金が、出張するのに十分な金額があるかどうか必ず確認しましょう。予想外の出費に備え、出来るなら少し多めに準備しておくと心も安心します。又、出張中のそれぞれの残金がいくらあるかも1日1回は確認する事をおすすめします。
④ 国際クレジットカード/中国系銀行カード/人民元現金
出張中に万が一スマートフォンを失くしたり、壊れたりしたら、本当に困りますよね。
どうしよう!と思ってその場でパニックになるかもしれません。でも、その時一番頼りになるのは「お金」なんです。出張中にお金がかかるものベストスリーは、「宿泊代」、「交通費」、「食費」です。それ以外は大きな問題が無い限り大きな出費にはなりません。
あと、大事な事は、出張中に事故や怪我、病気になる場合もあります。いやな事を書いているかもしれませんが、慣れない土地で過ごすというのはこういうリスクと常に隣り合わせです。
私も数回、中国国内出張中に病気になったことがあり、現地の病院で治療を受けた経験があります。例えば、痛風で痛くて歩けなくなった、目が異常に充血し手の震えが止まらなくなった、アパートで指を怪我をして血が止まらなくなった、下痢で寝込んだ、などなど。
あと、アメリカ出張時にパスポートと金銭の盗難に遭ったことがあります。もう、めちゃくちゃショックで動揺しながら、もう日本に帰れないんじゃないかと心配しつつ、自分でポリスに出向いて、通報や状況報告をネイティブ相手に慣れないアジアン英語でやるのは大変でした。
一方、交通事故は幸いありませんが、タクシーを降りた直後に後続車がタクシーの後ろに突っ込んできたとか、考えたら怖い事故に巻き込まれそうになった間一髪の状況もあります。
ですので、下記を携行する事を強くおすすめします。
- クレジットカード(あなたが日本で入手したもの/有効期限切れに注意)
- 銀行カード(中国系の銀行カード/人民元入金と出金に便利)
- 現金(いざという時の強い味方。なんにでも使える)
ではどれくらいの残高や現金を持参したらいいのか、と思いますよね。
私の場合、
クレジットカードはVISAカード、60万円を上限とするキャッシング機能付きです。これは日本の銀行口座から月次決済。
中国系銀行カードは中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行の3種類を持っていますが、微信(ウィチャット)や支付宝(アリペイ)と紐づけさせている銀行カードがおすすめです。当然、銀行カードの中にも出張に十分な余裕のある人民元残高を入れておきましょうね。
カードの暗証番号はとても大事ですので、自分だけが分かるように頭の中に記憶しておくか、記憶に不安がある場合は、自分なりの暗号として紙にメモしておくか、スマホに入力しておくかですね。くれぐれも他人が推測できないように工夫して保管してください。
現金は、人民元を数か所に分けて保管しておきましょう。出張でホテルに宿泊する場合はフロントに預けるか、自分の部屋にセーフティボックスがあるので、やり方をしっかり知ってからお金を中に入れて暗証番号を入力して保管しましょう。暗証番号は忘れないように。
⑤ 着替えは宿泊日数分+1日分を準備
あなたは仕事で出張に行くとき、1泊以上であれば当然着替えを持ってゆきますよね。
私も出張の時の服(下着、靴下、シャツ)は1泊なら1日分、2泊ならい2日分は持参します。また、仕事なので、お客様の下へ訪問する場合には上下セットのスーツと革靴も持参します。それから季節によって、シャツに上に羽織るコートやカジュアルの場合、カジュアルシャツやジーンズ、歩きやすいように運動靴も持参します。
こう書くとかなり大量の服が必要となりますが、あまりあれもこれもと入れすぎるとスーツケースの中がほぼ下着と服だらけの状態になり重くなりますのでちょっと工夫します。
下着 | 1泊ならパンツとシャツ各1枚ずつ、最大5泊分を持参 |
---|---|
靴下 | 1泊なら1足、最大5足持参 |
ワイシャツ | お客様への訪問が1日につき1枚 |
スーツ | お客様訪問がある場合は上下セットで持参する |
ネクタイ | 1本のみ持参 |
靴 | 革靴と運動靴各1足ずつ。どちらか1足は履いてゆく |
カジュアルシャツ | 1枚か2枚持参 |
カジュアルズボンかジーンズ | どちらか1本だけ持参 |
ハンカチ | 2枚か3枚を持参 |
宿泊延長時の予備 | 4日以下の場合、下着、靴下を各1日分だけ多く用意します。 |
私の場合、もし出張が5泊以上の場合でも、下着や靴下は最大5着分だけ持参します。あと足りない分は1日目か2日目が終わったらホテルのシャワー室で備え付けのボディシャンプーを付けて手洗いします。(そんなに持たずにやっている人結構多いと思います)そして、シャワー室などに干しておきます。その後部屋のハンガーに掛けておけば1日もすれば乾きます。
或いは、ホテルによっては自由に使えるランドリーがありますのでそこで洗濯します。
私の記事にある「全季酒店」には宿泊者が自由に無料で使えるランドリーがありますよ!
私の経験上、ホテルのランドリーは多くても2台程度しかなく、使う人も結構いて、別の人が使い終わるまで相当な時間を待たなくてはならず、又、自分の番が来ても洗い終わるまで待つか、取りに行かなくてはならず、とにかく半端な時間を拘束されるので、忙しい出張時にはあまり得策とは言えません。出張の場合だと使う時間は皆だいたい同じなんですよね。
⑥ 常備薬
もしあなたに何かしらの持病がある場合は、いつも服用しているお薬を持参した方がいいです。
そうでない場合、私の場合、下記の薬を持参しています。
目薬 | 出張は基本外出なので目の痒みと衛生上の為持参 |
---|---|
胃薬 | 出張時の慣れない場所での飲食。日本の太田胃散を持参 |
その他の薬 | 頭痛、腹痛、歯痛に備えて常備薬を持参する事がある |
もし、上記の薬を忘れても、現地に行けばよほどのへき地でない限り薬局がありますので現地調達すればその場の対応は可能です(薬が体に合うか合わないかの問題もあるので出来ればあまりしない方が良い)。薬局が無い場合にはホテルのフロントで薬があるかどうか聞くのも方法の一つです。出張とはいえ、人間のいるところ、必ず手はあります!
⑦ パソコン
私が出張に行く時、携帯電話同様常に手放せないもの、それはパソコンです。
このブログも自分のパソコンで書いていますが、普段の本業の仕事もパソコンを使います。
電子メール、各仕事のデータ、様々なデータの更新、パソコン上で打つウィチャット、
それに!
業務日報と社長へのメール (-_-;)
こういうことに必要なんですね。ハイ。
日報書きながらブログを書いているって偉いでしょ。自分で自分を褒めてやりたいです!
定年退職すれば、私のパソコンはブログ作成とツイッター専用になりそうです。
パソコンは、出来れば薄く、軽量型ものを選んだ方が重くなく場所を取らず便利ですよ。
あと、当たり前ですが、パソコン電源用ケーブルの持参もお忘れなく!パソコン本体の内臓電池なんて直ぐ無くなりますからね。使っているパソコンが新しくないと内臓電池の消耗も一段と早くなっていますので要注意です。
⑧ 持参すると便利な小物たち
上記の通り、いろいろと優先順位の高い順から出張時に大切な持参品を述べてきましたが、それ以外に持参するとちょっと便利な小物たちを教えます。私の場合ですが、宜しければ参考にしてみてください。こういうのがあるだけで出張時のストレスを感じませんよ。
それでは、出張にあると便利な小物たち(20選)です!
- つめきり/滞在が長いと爪も伸びる。清潔感保つため爪切りは必要
- シューズクリーナー/小さい円形のクリーナー。革靴の艶が出ればよい
- 歯ブラシと歯磨き粉/ホテルに泊まった時予備を貰っておく
- メガネ拭き布/メガネはすぐ汚れる。綺麗だと気分よく視界良好!
- 口臭用スプレー/ペパーミント系がおすすめ。エチケットは大事
- パスポートとビザのカラーコピー/万一紛失した時に身を助ける
- シェーバーとシェーブ用フォーム/男性なら髭剃り用に必要です
- 名刺/ビジネスの出張なら常に持参した方が無難
- 現金(1元コイン)/地下鉄に乗る時、自動発券機で使う場合がある!
- 勤める現地会社の税番号/増値税領収書(発票)の発行時に必要
- ホチキスとホチキス針、クリップ/領収書の整理保管に必要です!
- 使い捨てマスク/中国の出張時には外出時マスク着用必須です!
- くし/ホテルにあるような使い捨てのくし1本で十分です
- ポケットティッシュ/鼻をかんだり、汗を拭いたり衛生上必携です!
- ウェットティッシュ/手を拭いたり、顔を拭いたり、テーブル拭きに!
- エチケット用男性用香水/シトラス系の爽やかな香りがおすすめ!
- 下着や服を入れる為の小型の袋/着用後の服を入れておくのに便利
- 家族や会社の人の携帯番号を書いたメモ帳/スマホの紛失時に役立つ
- 綿棒/風呂上り、耳が痒い時、朝目覚めの耳かきに役立つ
- 鼻毛抜き用ピンセット/出張してると鼻毛が伸びやすいのでとても重宝する
⑨ 甘いお菓子
出張の移動中や滞在中はとにかく移動で体力を使うし、慣れない土地や知らない人たちに囲まれ、また仕事の事で考え事も多く、常に心が緊張した状態にあります。
そういう時役に立つのが、甘いお菓子。
私の場合、甘い味の小さな個包装タブレット、それと一口サイズの個包装のチョコレート。
人は甘いものを食べると疲労が少し取れたり、リラックスできます。イライラしている時にも甘いものはおすすめ。一度心をリセットしてくれます。
これならカバンの小さなポケットに入れても場所を取らないのでおすすめです。
⑩ スーツケースひとつとハンディバッグひとつ
出張は基本一人で全ての荷物を持つことになるので、荷物は最小限に抑えたいもの。
私の場合、結論を言うと、スーツケースひとつ+手提げカバンひとつだけです。私の場合、荷物が3つ以上あると注意力が分散し、忘れたり、持てなかったりします。
そこで、手提げカバンは丈夫で持ち慣れたものを一つと、軽量で容量がそこそこ入り、スムーズに移動できる小さな車輪付きのスーツケースひとつ、要は2つだけ。これだけで済ませます。
手提げカバンにはパソコンや充電器、仕事用の資料、その他色々な小物が入っており重くなります。だから、肩掛けが付いている手提げカバンが両手をフリーにする事が出来るので便利です。(片手がふさがっているとスマホを操作しにくい)
又、手提げカバンをスーツケースの上に置く事が出来れば、体を身軽にする事ができ、スーツケースのハンドを持って押すようにすれば片手で荷物を移動させる事が出来ます。
スーツケースが小さい場合、手提げカバンを上に置いてスーツケースを押すことが出来ないので、ある程度の高さと大きさのスーツケースが理想です。
まとめ
きょうは、私自身の長年の経験から中国国内出張時に携行すべき10つのアイテムについてお話ししました。
出張には慣れた服を着て、いつものカバンとスーツケースで行くのが一番です。
あと、出張には一人で行くことも多いのである種の孤独感を味わいます。
でも、それを感じれるのが出張のいいところ。
孤独を感じ、疲れたら、出張先の美味しいものでも食べに行きましょう。
出張とは、仕事をしながらではありますが、そこで暮らす人たちの生活を垣間見れるし、新たな出会いや優しさに触れることもあります。新たな発見や驚きもあるかもしれません。
どんなトラブルが生じても大丈夫。
”人のいるところ、なんとかなります”。
安全で、快適な、楽しい出張をしてくださいね!
ここまで長々と読んでい頂いて有難うございました!
それでは、また。
\この記事が良かったらハートのいいね!ボタン押してくれたら嬉しいです!/