こんにちは、しげるです。
今日は、私、しげるが、中国に来て一体どうやって中国語をゼロから覚えていったかをちょっとだけ綴りたいと思います。
中国語に興味のある方とかこれから覚えたい方、これから留学や仕事或いは旅行で中国に来られる方で「中国語ちょっとだけ覚えなきゃなー」と思っているそこのあなた!是非ともご参考の一助になれば幸いです。
ですが!
私は、言語学者でもありませんし、中国語を教える先生でもありません。中国語を知らなかった人間が少しずつ覚えるようになった実体験です。そして、ここに書かれている中国語の学習の仕方は「私個人のやり方」です。皆さんもそれぞれ自分に合った学習の仕方があると思いますので、自分にとって一番やりやすく、長続きして、ストレスを感じない方法で学ぶのが一番です。
それでは、いってみましょう!
- 中国語との出会い
- 中国語を覚えるようになったリアルな理由
- 私が実践した中国語の楽しい学び方
- 私が日常で良く使う中国語の単語集
中国語との出会い
私が中国語を覚えるきっかけになったのは、今の会社に入って2~3年目の頃で、ちょうど会社が成長著しい中国の上海で食品展示会に出展する機会があって、その時に会社の出展ブースで通訳をしてくれた大学生の女性が日本語が出来て、この可愛い人と日本語じゃなくて中国語で会話がしてみたいなぁ、と思ったのがきっかけです(男としてよくある単純なパターン)。
そして、仕事を終えて日本に帰ってきた私は、ちょっとだけ中国語を覚えたいと思い、NHKが出版する確か「ラジオ中国語会話」とかいう教材を買い、ラジオを聞きながら教材を読み「覚えようとした」記憶があります。
しかし!
思うように学習が進まなかった。(やっぱり)(-_-;)
何故か? 答えはこれ。
- 「発音(ピンイン)が非常に難しい!」
- 「語順や文法が難しくてなにこれ?チンプンカンプン!」
- 「廻りに誰も教えてくれる人がいない!」
- 「廻りに中国語を話す人が誰もいない!」
- 「簡略字が簡略されすぎていてそもそも読むことさえ出来ない!」
言うまでもなく、やがて私は教材を開くのもラジオ講座を聞くのもおっくうになってしまい、学習放棄、自然消滅で終わりました(よくある、モチベーションダウンで撃沈です)。
その後、何度か中国に行く機会がありましたが、いつも中国人の通訳さんがいてくれたために、日本語で相手と話し、あまり中国語を知らなくても何とか乗り切れてしまい、時が過ぎました。
そして転機が訪れる
そしてやってきた運命の時、90年代後半の出来事、会社が広東省の中国に工場を作ることになり、海外事業部にいた私は、社長の鶴の一声で「中国に工場を作るから行って頑張ってこい!」と「中国現地駐在命令」が出たのです。そうです。「社名」っていうやつです。
私は、外国語に関しては英語の方は色々学んだり留学してきたため何とかビジネスレベルで出来ましたが、中国語は「さっぱり」でした。赴任するようになったときの中国語レベルは「你好」「谢谢」「再见」レベルです。
中国語よりも仕事の内容を覚えたり仕事をやるのに必死だったため、中国語は現地で通訳もいることだし、日本語で押して、中国語はテキトーに覚えればいいや、くらいでした。(本当の話)
中国語を自然体で覚える
そうこうして、中国に出張が多くなり、最初のうちは会社は往復の航空券を買ってくれましたが、そのうちだんだん、片道航空券になり、更には、帰りの飛行機は一時帰国する時だけ、になってしまいました。
平日だけでなく、土日や、やがて旧正月や国慶節とかの中国の長期連休も現地にいるようになり、だんだんと中国にどっぷりの日々がやってきて、いつもそばに中国人の通訳の方がいる状況ではなくなってきました。
通訳の方だって、平日の夜は家に帰るし、土日は休むのです(たまに一緒に遊びに行ったりしましたが)。四六時中一緒にはいてくれません。
環境としては、昼は仕事で通訳さんのいる日々、夜は一人(及びもう一人の日本人駐在者と一緒)、土日も一人或いはたまーに日本人駐在者と一緒)、という感じです。
結論を言うと、中国語を自然に覚えていったのは下記の方法でした。
私の実践中国語の覚え方(当時の実情に合わせた自己流学習法)
- 会社にいる社員の中国語の言い方に耳を傾け、よく使う使い廻しを覚えて真似る。
- その当時よく行っていた「夜総会」(カラオケ)で横にいる女性の方と話す。
- 日々仕事で使うパソコンで中国語でメール、ウィチャット、文章を書き続ける。
- 中国の携帯アプリ、微信,支付宝,抖音,哔哩哔哩,淘宝,などを使い続ける。
- 中国人との会話に普通に飛び込む。ヘタでも、伝える気持ちを持って話す。
- 彼女や友だちを作って中国語で話して、時には字で書いて伝えたりした。
上記の通り、中国語の教科書や講座などは一切使わなかったのです。もちろん、学校にも通いませんでした。
あと、上にも書きましたが、私の場合、中国人の女性と国際結婚をしたので、お付き合いをしていた時代からなんとなくわかる中国語で話したり、聞いたり、紙に書いたりして、コミュニケーションをとっていました。
つまり、「自然体」で覚えてゆくようにしました。
仕事が終わってから、家で「さあ、中国語の勉強をするぞ!」などとは一切考えませんでした。そうではなく、生活と仕事の中に、中国語の学習と習得を溶け込ませました。
中国語の覚え方は自分がストレスを感じないやり方で
外国語の学習は、とにかく、ストレスを感じないやり方が一番大事だと思います。
なによりも、こうなりたいから、こうしたいから中国語を覚えたい!というモチベーションが一番。通訳を入れず、あの人と直接話が出来るようになりたい、とか、自分の気持ちをダイレクトに伝えたい、とかいう心の本音の部分が大事だと思います。これがモチベーションに繋がります。
そして、直接相手に伝える、そういう気持ちは、ゆっくりでへたくそな中国語でも、
気持ちは「必ず相手に伝わります」。
相手はあなたの中国語がどんなに拙くても、必ずその意味を聞き取るように「耳を傾けてくれます」。
少しでも伝わると、嬉しさが沸き起こり、自信に繋がります。
自信に繋がると、もっと勉強して、話せるように努力するようになります。
うまく伝わらなかったり、聞き取れなくても大丈夫。
大事なところは話を聞いている相手も知りたくて聞き返してくれたりするから、話の要点を伝えられます。私は今でも50%伝えられたり聞き取れれば何とかなると思っています。
生活で必要な中国語は、1日に何度も繰り返し使うことになり、やがて必要性に迫られて自然と覚えるので大丈夫です!
中国語の基本的な使い方
私は、中国語を学んでゆく中で、ある一定の簡単な法則を知りました。
それは、「中国語の語順が、英語にちょっと似ている」という事。
- 中国語:我去看电影。
- 英 語: I go to watch movie.
- 日本語:私は映画を観に行きます。
上記のように、
中国語と英語は:「主語」ー「動詞」ー「目的語」の語順です。
日本語は:「主語」ー「目的語」ー「動詞」の語順です。
つまり、英語がわかっていると、中国語をちょっと覚えやすいのです。
そして何よりポイントなのは、
「日本人は漢字を使い、中国人も漢字(簡略字)を使う」のです。
簡略字の読みにくさはあるとしても、ここは、最大のアドバンテージだと思いますよ。
欧米の方が中国語を覚えるのに比べたらはるかに取り組みやすいと思うんですよね。
知っておくと便利な中国語の単語と短い表現
とにかく実際に日々良く使う中国語の表現をわかる範囲でまとめてみましたのでどうぞ。
「生活」をするうえで知っていると便利な中国語の単語と表現(どれもよく使います)
- 挨拶/你好,早上好,晚上好,再见,明天见,晚安,睡觉,起床
- 日時/昨天,今天,明天,后天,上周,这周,下周,上个月,这个月,下个月
- 時間/很早,很晚,几点,晚一点,早一点,时间,迟到,时分秒
- 気持ち/开心,不开心,不好意思,对不起,谢谢你,拜托了,辛苦了
- 評価/太好了,不太好,很好,不好,很一般,不错,可以,还可以
- 値段/多少钱,很贵,太贵,不贵,便宜,划算,合理,太多,太少
- 身体の状況/我饿了,我吃饱了,我不舒服,我累了,发烧,喉咙痛
- 気温、温度/很热,很冷,刚刚好,很舒服,温暖
- 食事/好吃,不好吃,味道不错,我口干,我要吃饭,我要喝水
「仕事」をするうえで知っておくと便利な中国語の単語と表現(けっこう使います)
- 勤務/上班,下班,加班,早班,晚班,调休,年假,请假,放假
- 給料/工资,月薪,年薪,税前,税后,奖金,奖励,罚款,扣款
- 財務/会计报表,审计报告,资产负债表,利润表,费用,缴纳税,付款,收款
- 役職/老板,总监,经理,主任,员工,临时工,男工,女工
- 営業/销售,成本,指标,业绩,毛利,纯利润,利润,促销,让利,折扣,搭赠
- 顧客/采购,代理商,经销商,分销商,零售商,消费者,客户,终端
- 小売業/连锁,百货店,卖场,超市,会员店,便利店,精品店,小店,批发市场
- 物流/物流,运输,陆运,海运,拖车,搬运,快递,外卖
- 販路/渠道,线上,线下,网店,实体店,旗舰店,总部,分店
- 価格/出厂价,供货价,进货价,零售价,到手价,特价,折扣价,买一送一
他にもいっぱいありますが、また次回別投稿でいろいろと綴ってゆきます。
続編をお楽しみに!
ここまで読んて頂き、有難うございました。
それでは、また!
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