中国の生活事情

中国長期在住者が見た 日本と中国の本当の違い(生活編)

画像引用元:O−DAN

プロローグ 日中の国旗の挿絵

こんにちは、しげるです。

9月も下旬に入り、ほんの少しだけ暑さが和らいだような天気ですね(まだ暑いけど)。

なんか日本の方は今日から3連休とか、来週末も3連休とか、何とも羨ましいカレンダーが目に入ってきますが、お元気でお過ごしでしょうか?

今日の記事を書いた後、ネットのニュースで大型台風がいま九州に来ていて、これから日本縦断のするとの天気予報を見ました。

日本の皆さん、どうか安全を確保して、無事でありますように!

ここ中国は9月は中秋節の3連休(土日含む)がありましたが、それ以外は全くノーマルの真面目な1か月を過ごしています。

話はちょっと脱線しますが、私は、Twitterでは「ふなくん」の名前を使っている一方で、ブログでは「しげる」と名乗っています。なぜ名前を一緒にしなかったのかな~と、よく考えてみたら、最初、ブログとTwitterをつなげるという考えが無く、それぞれ自由気ままに別々な名前にしまっていて、やり始めてからあとになって慌てるという、実に私らしいありさま。私もうっかりしていました。(-_-;)

正直本名がバレそうですが(笑)、もうここまで来たら統一するのはめんどくさいし、どちらの名前も私自身には変わりがないので、まあまあ私の本当の名前はあなた様のご想像に任せると致しまして、今日も元気に記事を書いてゆきたいと思います(笑)。

さて、今日の記事はタイトルにあるように、「日本と中国の違い」ですね!

探せばいっぱいありますよ。生活習慣だけでなく、国の制度とか、法律とか、そして考え方とか、表現とか。私はもう長く中国に住んでしまっているので、その違いすら当たり前に感じているところもあり、気付いてないこともあるかもしれません。

一度、この日本と中国の違いの一部をちょっとだけTwitterでツイートしたのですが、今日はもう少し一歩踏み込んで違いを見てみたいと思います。

−ご注意−

この記事だけで日本と中国の違いの全てを網羅する事は不可能なので、私しげるがここ中国で生活する中で肌身に感じて、特に違いを感じる身近な事をピックアップしてます!あなたも中国に来たら、そうそう!そうだよね~、と感じるはずです。

しげる
しげる
自分の生まれた日本と外国の違いを知ると色々と面白いよね!どの国の人もそれが当たり前だと思っているから。だからお互いの違いを知ったら驚くし、なるほどね、それいいね!という人もいるよ!
みゃおみゃお
みゃおみゃお
日本には三毛猫とかいるにゃんけど、中国にはいそうな、いなそうな感じですにゃ!人間さまもボクらねこも見かけは同じにゃけど、性格も違うし、言葉は、ウーン、分からんにゃ!どうでもいいけど、その違い、早く教えてくださいにゃ~
この記事を読むとこんなことがわかります
  • 中国長期在住者が見た日本と中国の違い −生活編−
  • 違いから見えるその背景
  • 違いを知る事でより中国を知る事が出来る
  • 日本にも取り入れた方がよさそうなことがあるかも!

中国高鉄(中国の新幹線)の駅構内にあるマッサージチェアで出発までくつろぐ乗客の方たち

 

普段の生活で目にする違い

言葉が違う

もう当たり前ですが、一番の違いなので書かねばなりません。

中国の人は「中国語」を話します。当然ですね。

読み、聞き、書き、話す。全てが中国語。

日本語は中国の大学とかでは第二外国語で専攻出来るところもあるようですが、普段の生活は完全に中国語を話します。ここでは、英語も日本語も外国語であり、よその国の言葉です。生活、仕事、遊び、恋愛、喜怒哀楽、自分や人の名前、更に外国語の呼び名さえも全て中国語(漢字)で表現します。

ただ、中国語は普通語とそれ以外の方言があります。一般的には標準語とされる中国語の普通語(発音:ぷーとんほぁー)が話されます。

そしてその中国語ですが、中国大陸では一般的に「簡略字」が使われています。

そもそもこの簡略字は、万人が学び、使いやすいようにと思って「開発」されたんでしょうが、字によっては簡略しすぎて、もともと何の字なのか、なんて読むのか、分かりずらい字もあります。

たとえば、

「豊」という字。

中国語簡略字では「丰」と書きます。

「豊」と「丰」。

どうですか?

似ている?と言われればそんな気もする~と思いますが、簡略しすぎだと思いませんか?

私個人的には、書きやすいけど、原形がほとんど無いみたいな字はちょっとな~と思ってしまいます。

話は戻りますが、とにかく中国大陸では中国語を使います。だから私のような日本人とか欧米やその他の国の人も中国に来て自国語をまくしたてても相手にキョトンとされるだけ。

日本語を勉強した人なら日本語で返してくれますが、そういうシチュエーションに合うのは稀です。だから、中国が出来ない外国人でもしっかり中国語を覚えるようにしないと中国の人と直接コミュニケーションを取る事が出来ないんです。

たまにSNSとか見ると、めちゃくちゃ中国語が上手な外国人の方がいて驚いてますよ。

私の住む街のバス停の停車駅の一覧表。あなたはどれくらい読めますか?

 

電信柱が無い

中国の街の中にはいわゆる「電信柱」がありません。

電線は日本と違い、基本的に下水道と同じく、地下に埋められているようです。

電信柱って、けっこう日本らしい風景だと思うんですよね。

柱の表面には「○○不動産 TEL:XX-XXX-XXXX」とか書いてあったりして(笑)。

だから、中国の街の中は柱と電線が無いのでその分すっきりしてます。

でも、都市と都市を結ぶ高圧の電線は大きな高い鉄塔が立てられいる風景はありますね。

住んでいるマンションの外の景色。最近青空が綺麗で空気が綺麗になったみたいです。

クルマが左ハンドル

中国の自動車は全て左ハンドル、右側通行です。(アメリカと同じ)

よって、ドライバーの助手席は車の右側となります。

これって私が中国に来た時にまず気付いた違いです。

自家用車にしろ、タクシーにしろ、移動はまずクルマに乗るじゃないですか。車じゃなくてもバスとかでもそうです。日本から中国に来るとまず気付く違いですね。

日本でも車を運転していたことがあったので(いまは日本に帰らず有効期限切れで免許証取消になってしまった!)、クルマの右のドアを開けて乗る、という動作に戸惑ったこともありました。今は完全に慣れましたけどね。

中国はアメリカと同じ左ハンドル、日本は香港とイギリスと同じ右ハンドル。

こういうイメージで頭に焼き付いています。

この感覚で日本に帰り、クルマを自分で運転したら怖い、と思ってしまいます。

時差が1時間ある

中国と日本の間には1時間の時差があります。

中国は日本より1時間遅れています。

例えば、日本が朝8時の時、中国は朝7時です。

この時差に関しては私の以前のブログ記事でも書きましたので見てみて下さいね。

中国と日本の時差はどれくらい?知られざるメリットとデメリット。中国と日本の時差についてと時差に関わるリアルな出来事を綴ります。...

自分の頭の中にはもうインプットしてあるので、1時間の差はあまり気になりません。

仕事で日本の本社に電話する時とか、自宅に電話する時に朝早すぎたり、遅すぎたりしなければなんてことはないです。

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いただきます、ごちそうさま、を言わない

中国では食事の時、日本の「いただきます」「ごちそうさまでした」にあたる中国語が無く、よって言いません。食事の用意が出来たら、そのまま食べ始め、そして食べ終わったら、そのままお食事終了です。

だけど、強いて言うなら

いただきます = 开动了(かいどんら)

ごちそうさま = 慢慢吃(まんまんつー)

ですかね。

上の2つとも一人で食べる時にはまず言いません。(-_-;)

誰かと一緒に食事をする時に言う場合もありますが非常に稀です。

「开动了」は「食べ始めますよー」というような意味。

「慢慢吃」は自分が先に食べ終わって一緒に食事をしている人がまだ食べている場合に相手に言う言葉。

「ゆっくり食べてねー」、という意味の言葉です。

中国の人と一緒に食事をする時、上の2つを中国語で言ってみるとすごく中国っぽくなりますよ。きっと相手もあなたにより親しみを感じてくれるはずです。

福建省福州市にある学生街という歩行者天国にある夜店。露店が沢山出てお祭り気分です。

LINEを使わない、 WeChatを使う

中国でもみんなが使っているSNS。

でも、中国の人はLINEを使わずに、WeChatを使います

正確には中国の通信規制でLINEが「使えない」ので、中国の大手IT企業Tencent(深圳市腾讯计算机系统有限公司)が開発したWeChat(中国語:微信)を使っていて、それが多くの人々に深く浸透しています。このWeChatの中国のユーザー数はなんと12億人と言われています!

私ももちろん使っていますよ。

中国で仕事や生活をするとこのWechat無しでは生きていけません(大げさですが本当の話)。

完全に生活に溶け込んでいます。

なんて言ったってSNSの基本機能を全て網羅(交流、支払、送金、電話、写真、お店の会員登録、健康QRコード等々)しています。

スマホアプリとしてWechatを登録しておけば、中国国内同士だけではなく、中国と海外でも使う事が出来ます。

あなたも大陸に住む中国の人とSNSしたり、中国で生活するならWechatを使いましょう。

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中国では中学を初中、高校を高中という

中国の学校の呼び方は日本と少しだけ異なります。

まとめると下記のようになります。

学校の呼び方 日本 中国
幼稚園 幼稚園 幼儿园
小学校 小学校 小学
中学校 中学校 初中
高校 高等学校 高中
大学 大学 大学(本科/専科)

私も最初、「〇〇中学」と書いてあるのに、高校だと言われた時は理解に苦しみました。

「なんで?中学って書いてあるから中学でしょ、でも高校の文字が書かれた高校は見当たらない。。。なんで?」

と思っていました。

上の表のように書き出すと一目瞭然でよく分かります。(*^▽^*)

つまり、中学と名の付く期間は合計6年間。

その内、最初の3年間を初中、後半の3年間を高中と言います。

それは日本の中学、高校と同じ位置づけですね。

日本も中国も、小学校(6年間)、中学校(3年間)、高校(3年間)、大学(本科4年)は一緒ですが、中学を卒業後、職業学校に入る道もあります。

知っておくと便利ですね。

ちなみに、私の息子も娘もここ汕頭市の地元の小中高に進学しています。

私は親として難しい中国の字で書かれた勉強を見てあげることは出来ませんが、息子も娘も自分たちで一生懸命頑張って勉強しています。(息子は無事小中高を卒業し現在大学4年生です)

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シェアレンタル自転車がどこでもある

中国にはシェアレンタル自転車が広く利用されています

私もよく使いますよ。

中国では、今をさかのぼる事約6年以上前、大体2016年くらいからモノをシェアしエコな生活を享受するという概念が広まってきて、自転車もシェアできるレンタサイクルが広まってきました。

年々と改良、改善され、当初の足でこぐタイプの普通のレンタサイクルから、だんだんと電気モーターによる電動レンタサイクルが急速に広まり、私が住む街では完全に電動レンタサイクルになっています。

ですが、都市によっては、未だに足でこぐタイプのレンタサイクルしか置かれていないこともあります。例えば大都市上海では足でこぐタイプのレンタサイクルしかなく、電動レンタサイクルはありません。これは、事故防止や安全上の管理からそうされていると聞いています。

便利で、安く、楽に移動できて、ちょっとした荷物も運べる。降りたら近くの指定場所で乗り捨てもできるツールとして電動レンタサイクルは非常に高い人気を誇っています。最近はスタイルもよく、アクセル一つで結構スピードも出ますが、車体によってはブレーキの利きが悪かったり充電の量が不足してたり、その他の不具合があるものもあるので、乗る前に必ずチェックしてから乗るようにしましょうね。

海の近くの公園と電動レンタサイクル。私はこの青い車種を使っています。

家の値段は1平米いくらで決まる

中国でマンションを購入する場合、1平米当たりいくら、で決まります。

デベロッパーが販売する新築マンションの場合、「海が見える部屋、1平米○○○○元より」などというセールス文句をよく見かけます。

また近所の不動産屋に行くと、入口のガラスに中古マンションの紹介がずらりとされていて、「1平米○○○○元、○○○平米の部屋、築○年」などと書かれています。

中国何処に行ってもそんな感じです。

ですので、その家が高いのか、安いのかのベースが「1平米当たりの値段」なので比較しやすいというメリットがあります。

私の場合、20年以上前にまだ建築中だったマンションを購入したので、条件が良くめちゃくちゃ安かったんです。値段は1平米1960元でした。いまではとても信じられない安値です。それを10年のローンを意を決して組んで支払い購入、完済しました。今は値上がりしていますので資産としては増えています。

ですが!

いまマンションを買おうとすると、ものすごく高くなっているので、マンションを買い替えしようとしても割に合わないのです。ですので、このままこのマンションにずっと住む予定です。

中国の電圧は220V

中国の電圧は220Vです。日本は100Vですよね。

日本から中国へ来てホテルに泊まったり、マンションで生活する時に問題となるのが、日本から持参した電気製品の電圧が220V対応になっていない時だと思います。

私も、昔は日本の空港の売店等で売られている変圧器を買って中国に来たりしていました。パソコン、携帯電話、シェーバーとか。全部その変圧器を通して使ってましたよ。

でも今は、使用できる電圧の許容範囲が広くなっている電気製品も増えているので、自分の購入した電気製品の電圧について調べてみましょう。許容範囲が100V−220Vとかになっていれば問題ないと思います。詳しくは説明書を良く読んでみましょうね。

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まとめ

エピローグ パンダと鶴の挿絵

今日の記事では日本と中国の違いについて生活面から見た違いを書いてみました。

この違いを知っていると、中国という国で仕事や生活をするうえで、心の準備が出来ますよね。

慣れてしまえばなんてことはないものばかりです。

「郷に入れば郷に従え」という言葉があります。

中国の生活を思いっきり楽しみましょう。(*^▽^*)

次回は、日本と中国の違いの続編として、仕事やお国の制度の違いについて感じる事を書いてみたいと思います!

ここまで読んで頂き有難うございました!

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中国生活が楽しくなる中国の人との関わり方をそっと教えます中国の生活をストレスをためず楽しくする中国の人との関わり方について中国生活25年の筆者の実体験をもとに綴っています。...

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ABOUT ME
しげる
新米ブロガーしげるです。ただいま58歳! ブログを始めました! 中国からみなさんのお役に立てるいろんな情報発信してゆきます!

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