画像引用元：自分で撮影
こんにちは、しげるです。
７月、８月の猛暑を過ぎて、９月に入りほんの少しずつ暑さが和らいで、時に涼しい風に吹かれるようになり、秋が少しずつやってきているのを感じる今日この頃ですが、お元気でお過ごしですか？
秋と言えば、そうですね、読書の秋、スポーツの秋、相変わらず仕事で忙しくなる秋（私自身）、色々ありますが、
何と言っても、そうです！
食欲の秋 ですね！（来たな。。。）
という訳で今日は、
超おすすめ！中国激うまローカル食文化の第３弾
をお送りします！(*^▽^*)
Twitterでお友達が沢山増えてきました～。有難うございます！ お話ししていると、私のブログの食べ物の記事、結構楽しみにしてくれる方が多いので、えい！ご期待に応えちゃいます。ブログの右のサイドバーにも私のTwitterタイムライン入れてあるので、よかったら見てくださいね！
今日私が選んだのは、蘭州拉麺 （中国語の発音で：らんぞうらーめん）です。
「蘭州拉麵」の中国語の発音はこちら↓
それでは行ってみましょう！
蘭州拉麺っていったいどんな拉麺なのか
蘭州拉麺って有名みたいだけど、いったいどういう拉麺なのか？
食べ物ってその起源とか歴史をサラッと知ってみたいですよね。
そうするとより味わい深く食する事が出来ると思うんです。
なので、中国の検索エンジン「百度」で調べてみました。
兰州拉面，是甘肃省兰州市的特色美食，是一种食品名称，原名兰州牛肉面、始于清朝嘉庆年间（1799年），系东乡族马六七从河南省怀庆府清化陈维精处学成带入兰州的，后经后人陈和声、马宝仔等人以“一清（汤）二白（萝卜）三绿（香菜蒜苗）四红（辣子） 五黄（面条黄亮）”统一了兰州牛肉面的标准。在其后二百多年的漫长岁月里，以一碗面而享誉天下，以肉烂汤鲜、面质精细而蜚声中外，青海人将兰州牛肉面以兰州拉面的商标打入了全国各地，赢得了国内乃至全世界范围内食客的好评和荣誉。
1999年，兰州拉面被国家确定为中式三大快餐试点推广品种之一。
- 中文名：兰州拉面
- 外文名：Lanzhou noodles
- 分 类：面类
- 口 味：咸味
- 主要食材：面粉，食盐
- 始 于：清朝嘉庆年间（1799年）
説明引用元：百度
上記の説明を簡単に日本語に翻訳すると下記のとおりです。（しげる訳）
- 蘭州拉麺は中国甘粛省蘭州市の特色ある食べ物である。
- 食品名としては蘭州牛肉拉麺という。
- 起源は清朝の時代１７９９年に遡り、蘭州拉麺の基本形が作られた。
- 基本形とは：一清（スープ）、二白（大根）、三緑（香菜）、四紅（唐辛子）、五黄（麺）をいう。
- その後２００年を超える時間を経て、蘭州拉麺が中国各地に広がった。
- いまや国内外から高評価と栄誉が与えられている。
- １９９９年、蘭州拉麺は中国三大ファストフード模範食として国家認定された。
こんな食品です。(*^▽^*)
文字だけでは分からないと思うので、さっそく我が住む街の蘭州拉麺のお店に行って実食してきましたので、一緒に見てゆきましょう！
甘粛省ってどこ？蘭州ってどのへん？
まず、中国の地図で蘭州拉麺のふるさと「甘粛省蘭州市」をネットで調べてみました。
この辺です。
中国マップを広げると、甘粛省は中国北西部に位置しています。画像引用元：グーグル
甘粛省は
北は内モンゴル自治区
西は新疆ウイグル族自治区
東は陕西省
南は青海省と四川省
に囲まれています。
地図で見る通り、中国の中ではかなり内陸にある省です。
じつは私もまだ行ったことがありません。２５年も住んでいるのに。(-_-;)
甘粛省の省都は蘭州市。甘粛省全体の人口は２０２１年末現在で２４９０万人です。
地形は、山脈、河川、渓谷、砂漠が複雑に絡み合うまさに「大自然」が存在してます。私が普段住んでいる平たい街並みとは全然違うところみたいですね。
甘粛省の大自然。山と大地が織りなす美しい景色。画像引用元：百度
甘粛省の大自然の風景。自然の偉大さを感じさせる一枚です。画像引用元：百度
甘粛省の大自然。絶対に綺麗な空気と水。一度は行ってみたい場所です。画像引用元：百度
蘭州拉麺のお店に潜入。お店は小さい
蘭州拉麺の店構え。街の中には結構沢山ありますが、どの店もこのくらいの大きさです。
この写真が私が今回の食レポで行ってきた蘭州拉麺のお店です。
手元の携帯アプリで検索すると街中のいくつもの蘭州拉麺店が出てきますので、今回は家から近いところに行ってみました。ここは私も初めての訪問です。
お店に入りメニューを見て注文
お店に入ると４人掛けのテーブルが６テーブルくらい置いてあり、各テーブルにメニューと黒酢、唐辛子、つまようじ、ティッシュ、ごみ箱が置いてあります。良心的ですね。
テーブルの上の黒酢と唐辛子入れ。つまようじとティッシュも完備。テーブルの下にはごみ箱もあり。
お店の内部の一部。座った席から撮影。お客さんちょっと写っちゃってごめんなさい。
店内には大平原と白い羊の写真が飾られています。綺麗ですね。
店内の壁にはメニューの写真が掛けられています。麺類とご飯類もあります。
メニュー表。両面に違うメニューが書いてあります。こちらは麺類とサンドもののメニューです。
メニュー表。こちらはご飯類や単品メニュー、スープ類が書いてありますね。
今回は完全に「食レポ」のブログになってしまっていますが (-_-;)、どうせやるなら徹底的に写真と叙述を使ってお伝えします。
店内は綺麗で清潔、エアコンもかかっていて涼しく快適です。壁にはメニューの一部が写真で掲載されており言葉がわからなくても指をさせば分かるので初めての方でも安心です。
- メニュー表の両面にそれぞれ違うメニューが中国語で書かれています。
- ざっと数えたら、麺類の方は５５種類、ご飯類や単品類は５１種類ありました。
- 麺類は、「つゆ入り麺」「焼き麺」「まぜまぜ麺」の３タイプから選べます。
- ご飯類は、「炒飯」「おかず＋ご飯」「おかず単品」「付け合わせ」「スープ」。
- おかずは主に「牛」「羊」「鶏」の肉類、それと野菜類です。
- 「豚肉」はありませんのでご注意を！その理由は下で説明します。
実食！蘭州拉麺と牛肉餃子
さて注文です。
私はやっぱりド定番の「蘭州拉麺」と「牛肉餃子」を注文することにしました。
若い店員さんに中国語で注文。
私：「蘭州牛肉拉麺を下さい。あと、牛肉餃子は量の小さいサイズを下さいね」
店員：「あいよ！」（深夜食堂のマスターではない）
待つこと５分くらい。早い！
やってきました蘭州拉麺と牛肉餃子の登場です！
テーブルに運ばれてきた蘭州拉麺。期待を裏切らないルックス。美味しそうです！
牛肉餃子です。これは蒸し餃子ですね。写真では写ってませんが、美味しそうな湯気が立っています。
待つこと５分くらいで蘭州拉麺とそのあとすぐに牛肉餃子がテーブルに運ばれてきました。
牛肉蘭州拉麺と牛肉蒸し餃子。そして中央に置かれた黒酢。準備万端。食欲をそそるルックス。
なかなかのルックスです。美味いに決まってる。わかってます。でも食レポします。
- 餃子は小サイズを、とお願いしたにもかかわらず大サイズが来てしまいました。
- はじめから大小の量のサイズなど存在しなかったのかもしれません。
- 来たからには全て残さず食べましょう。（中国も国を挙げて食べ物は残さずに食べましょうと推奨しています）
さっそく食べてみます。
いただきまーす！ (*^▽^*)
つるつるもちもち食感の麺。のど越しもよくどんどん食べれちゃいます。
薄くスライスされた牛肉。しっかりとした牛肉の味で美味しさのアクセントを醸し出しています。
蘭州拉麺は、つるつるとしてモチモチ感のある食感の麺で、細麺で食べやすくツルツルとのど越し良くどんどん食べられます。そしてスープですが、牛肉とネギのあっさり系の味でクセが無く透き通った風味で美味しくやさしい味です。そして麺の上にあるほどよく薄くスライスされた牛肉がアクセントになり、噛み込むとジュワッとした牛肉の旨味が浸みて出てきて美味しさを倍増させます。途中でテーブルの上の唐辛子を入れて「味変」させます。そうするとスパイシーなスープに生まれ変わり更に麺を美味しくいただけます。（食レポ美味いでしょ！）
小ぶりでひとくちで食べれるサイズ。濃厚な牛肉の肉汁とつるっとした餃子の皮がベストマッチしています。
牛肉蒸し餃子は、日本の焼き餃子よりも小さいサイズ。ひとつひとつが小ぶりで一口でパクッと食べれちゃいます。黒酢に付けて頂きます。めちゃ美味い。半分食べてみて中身をチェックしましたが、しっかりと牛肉が詰められ、しっかり味がして、食べるほどに肉汁が出てきてどんどん食べれます。味に飽きてきたら、黒酢に少し唐辛子を入れてみると味変出来てまたどんどん食べられると思います。私は黒酢だけで頂きました。最初は一人でこの量は多いと思いましたが、５８歳の私でも全部平らげてしまいました。かなりお腹がいっぱいです。
もうひとつの事実。それはハラル食品だった
蘭州拉麺のお店のもう一つの真実。
それはこの店のメニュー全てが「ハラル食品」なのです。
- ハラル食品とは、イスラム教で教えられている食品の事で、厳しい規律がある。
- 食品の中に、イスラム教で禁止される物質を含んではいけない。
- 食品の中に、牛肉、羊肉、鶏肉は使う事が出来るが、豚肉は使用厳禁である。
- 食品の中に、アルコールを含んではいけない。
- 禁じられる動物の形をしたものも食べてはいけない。
- 犬や猪、ヤマアラシなどの動物も忌み禁じられている。
- 英語では「HALAL」、 中国語で「清真」と表記される。
中国にある蘭州拉麺は基本的に「ハラル適合食品」であって、その旨がお店にも書いてあります。
メニューにも
「本店はイスラム系レストランです。食材の持参、酒、たばこなどはご遠慮願います」
としっかり書かれています。
なので、もし店内で「清真」の文字を見た場合は、上記の教えを守るようにしましょう。
その店の店主や店員の方も基本的に敬虔なイスラム教徒です。そして、麺を作る場合も包丁は使わず、手打ちで麺を伸ばし作っています。
だからといって、その店を敬遠したり、怖がったり、緊張する必要はありません。
出される食事は美味しいですし、野菜も豊富で健康的です。
あと、私が感じる事ですが、店員さんも対応が丁寧でやさしい方が多いように感じます。
あなたが中国に来られたら是非行ってみてくださいね。
お財布にやさしいお値段
今日、私が食べたのは、「牛肉蘭州拉麺」と「牛肉蒸し餃子」の２品でした。
さて注目のお値段です。
お勘定は、
牛肉蘭州拉麺＝１２元、牛肉蒸し餃子＝１４元、
合計：２６元（５２０円）でした！
安いですよね！ こんなに美味しくて、お腹いっぱい食べて、この値段。
そうです！
蘭州拉麺店、コスパ最強です！！(*^▽^*)
（これを言いたかった）
お支払いは、ウィチャットで完結です。（チャリン）
本日の中国語ワンポイントレッスンはこちらです
兰州牛肉拉面（蘭州牛肉ラーメン）
甘肃省（甘粛省）
牛肉饺子（牛肉ぎょうざ）
清真食品（ハラル食品）
我吃饱了（お腹いっぱい食べました）
多少钱（おいくらですか）
まとめ
今回は、超おすすめ！中国の激うまローカル食文化 その③として、有名な「蘭州拉麺」を食べログしてみました。
おすすめのポイントをまとめると、次のようになります。
- 全体的に日本人の口に合う。あっさりしてクセが無く食べやすい。
- 手作り感が半端ない。実際に手づくり。だから美味しい。
- 店内が清潔で綺麗。エアコンも完備。
- 店員さんが優しい方が多い印象。
- ご飯類も麺類、単品、スープ、サイドメニューもありメニューが豊富。
- どのメニューも全体的に安く、コスパは最強である。
- ハラル食品なので、豚肉が食べたい人には向かない。
- ハラル食品なので、店内で酒類は一切提供されない。持参もダメ。
- イスラム教の人でなくても店内で食事ができる。
- 常日頃から利用している人は結構多い。安い、美味い、量も多い。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
次は、いったい、何が出てくるか？！
それは今後のお楽しみです。！
それでは、また！
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