中国いろいろ雑記帳

中国で仕事する日本人の収入と支出はどうなっている?

中国で働く日本人の収入と支出

アイキャッチ画像参照元:Canva

こんにちは、しげるです。

今日は、「中国で働く日本人の収入と支出」についてちょっと書いてみようかなと思います。

あなたは「中国で働く日本人の収入と支出」と聞いて何を思い浮かべますか?

男性の口コミ
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お給料いっぱいもらっていそうだね!
女性の口コミ
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普段何にお金を使っているのかな?
男性の口コミ
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けっこう遊んじゃってるんじゃないの~?
女性の口コミ
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海外駐在はお金が貯まるって聞いてますよ!

ウーン、ご意見はいろいろ、イメージもひとそれぞれですよね。

しげる
しげる
中国で仕事をする日本人の方は、日本からの出向もあれば、中国で現地採用もあるし、もらう給料についても色々だと思います。その一方で、会社に属さず、自分で商売をやられて稼いでいる方もいます。でも、ぶっちゃけどうなの?と思っているあなたのご参考になればと思い、まずは自分自身の事についてちょっとだけですが赤裸々にお話ししようかと思います!

下記の事例はあくまでも「私個人の話」です。中国の会社の社員の給与の事や税金や社会保険等については別途記事を書いてゆきます。

ある晴れた日の公園と赤い花。スマホのカメラで撮影しました。上手でしょ?(笑)

 

この記事を読むとこんなことが分かります
  1. 中国で働く日本人の給与体系の一例
  2. 給与から控除されるお金のお話
  3. 給与の実体と使いみち
  4. 中国でモノを買うときの便利な方法

給与体系について

現在、私が頂いている給料は、大きく2つに分かれます。

一つは日本で頂いている給料(これは私の所属が日本の本社付けとなっているため)。

もう一つは中国で頂いている給料(これは私が中国にある子会社の管理者として働いているため)。

日本の給料は「日本円」で頂き、中国の給料は「人民元」で頂いています。

日本からの出向社員は基本的にこのような給与体系が多いと思います。

只、私の知っている日系企業の中国現地出向社員の日本人の方の中には、中国現地の給与を米ドルで貰っている人もいます。企業によって、給料の出どころ、その金額、もらう貨幣の種類、などはいろいろだと思います。

源泉所得控除について

日中の給与ともそれぞれ下記のような源泉所得控除がされています。

いわゆる「天引き」と言われるものですね。

給与からの控除(日本と中国の違い)

  • 日本の場合: 所得税、健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険
  • 中国の場合: 個人所得税、社会保険、医療保険

※会社や個人の状況によって控除となる項目は異なります。

天引きされる額を見ると、特に日本の場合は「こ、こんなにひかれるのか!」と驚くばかりです。それも年々引かれる金額が増えています(厚生年金とか特に多く引かれている~)。

いま日本では定年を迎え年金をもらうようになっても余り期待出来ない額のようですよね。

だから、定年を迎えても働いている人が多い。この日本の現状。

自分もなんとかしてもらいたい。。。いや、自らなんとかせねば。。。

そうだ!ブログで何とかしよう~!(楽観主義(-_-;))

画像参照元:O−DAN

給料について

私の給与の額についてですが、ここで書くと大変お恥ずかしいので、はっきりとした数字は書けません。申し訳ありません。m(__)m

ですが、日本と中国の給与の額を対比すると、私の場合、日本の給与の方が中国の給与より大きいです。

金額的には、日本の方は、どうでしょうかね、一般中小企業の平均レベルといったところでしょうか。でも中国で貰っている給料の方はあまり多くはありません。中国だけの給料で見た場合、逆に中国人幹部社員の方が多くもらっていたりします。これは本当です。

これは会社の規模や考え方、役職や仕事に対する対価等色々ありますので、一概には言えませんが、個人的には、「もっと欲しいわい!」というのが本音です。

家族もいるし、出費もそれなりにある。良くないことに国際的要因で中国でも近年物価が異常に上がり、いろんなものの値段があがっています。(-_-;)

更に、いまではかなり人民元高VS円安の状態で、1元=20円くらいになっています。(ちょっと数年前までは1元=15円前後でした)。

これって色々とヤバイです。

中国の日々の生活にもろに影響してくる。

「えっ、円換算すると日本より高いじゃないか!」と思うものが多い。

ですので、対策として外食を減らし自宅でちょっと手間をかけて料理を作るとか、昼食の残りのおかずを晩御飯でも食べるとか、あまり無駄遣いをせず、身の丈にあった生活をするようにしています。

でも、健康のため、栄養をしっかり考えて、そこは取り入れるようにしましょうね!

給料に関しては、正直言うと、今はもう、日本人は中国人より貧乏かもしれません(暗い話)。

本当にそういう風に感じる今日この頃です。(-_-;)

給料の使い道について

給料の使い道ですが、ざっくり分けて下記のような感じです。

給与の使い道(日本と中国)

  • 日本の給与:子供の学費(大学生と高校生)、日本の母親への仕送り、生命保険料、インターネット代、ブログ運営関係費用(ドメイン、レンタルサーバー等)
  • 中国の給与:全て妻の銀行口座に入金!妻はそこから毎月の生活費、大学生の息子へ仕送り、自分の生命保険料、その他生活や個人に必要なものの購入費用

日本の給料は日本の銀行口座に振り込まれます。ですが、私は中国に住んでいるので、そのまま日本円は中国で引き出せません。ですので、引き出したい時は私の場合クレジットカードのキャッシング機能を使って中国にある銀行のATМから人民元を引き出しています。

但し注意点が2つ。

ひとつは「人民元引き出し限度額」がある事。これは自分と日本のクレジットカード会社との取り決めでキャッシング出来る金額の上限が決まっているので、限度額以上の金額は引き出せません。一旦日本でキャッシングした金額を翌月とかにクレジットカード会社との間で決済してから、再度新たに限度額内でのキャッシングが可能となります。

もうひとつは、「人民元と日本円の換算レート」。ここ中国では日常的に流通しているお金は「人民元」です。私の住んでいる広東省の街の場合、日本のクレジットカードが使える店は本当に少ない。というかほとんど使えません。そういう店を探すのが大変。ですが、上海や北京などの大都市では外国人も多いので日本のクレカが使える店やレストランが多いと思います。

先ほど言った「人民元と日本円の換算レート」が悪いと割に合わないし、日本のクレジットカード会社と中国の銀行の両方から手数料を差し引かれますので本当に割に合わないです。

例えば、1000元の現金をキャッシングで引き出す場合、仮に換算レートが1元=20円として、1000元X20円=20,000円となります。以前は1元=15円前後の時代がありましたがこのレートの場合、1000元X15円=15,000円です。これに中国側のATМの手数料と日本のクレジット会社側の手数料が上乗せされるのです。

ですので、

円安だと日本円の価値が目減りして一気に「貧乏」になります。

そして、現実問題として、、、

自分の給料を手数料を払って引き出している

まさにこの状態です。(-_-;)

本来は、日本の銀行のカードと中国の銀行が相互に提携する形のいわゆる「銀聯」(Union Pay) 機能を付ければ、クレジットカードを使わずに日本の銀行カードを使って人民元が引き出せるのですが、私自身、ずっと日本に帰国していないため、というより、以前日本へ一時帰国した時にその手続きをしてなかったためずっとクレジットカード決済をしているダメなパターンです。

このブログを読んでくださっているあなた様もくれぐれもお気を付けください。今度一時帰国したら必ず手続きをすると決めています。トホホ。

家の外で1枚撮りました。青い空がすがすがしいです。お目休めにどうぞ。

中国の日常生活でのお金の決済方法について

中国で買い物をする時に、私はもう財布を持ち歩きません。

全て「スマホ」で決済します

スマホにダウンロードした大きな二つのアプリのどちらかを使って決済しています。

買い物をする時のスマホを使った決済方法

  • 微信 (Wechat Pay)   : 中国IT大手テンセントによる決済機能付き携帯アプリ。基本どこでも使える。
  • 支付宝 (Ali Pay)   : 中国EC大手アリババによる決済機能付き携帯アプリ。基本どこでも使える。

外にちょっとした買い物にスーパーに行ったり、レストランに行ったり、床屋とか或いは市場へ行って野菜や肉を買ったり、電動自転車を利用したり、デリバリーやネットショップで商品を購入したり、或いはパソコンやスマホなどの高価なものを購入する時も、今は全て上の2つのアプリを使って支払っています。どちらかというと、微信の方がトータルな使いやすさもありよく使ってます。

当然ながら、人民元の現金を使っても支払えますし、実際まだまだ現金を使って支払いをしている人も見かけますが、大半の人は上記の携帯アプリでの支払いをしている方が多いです。

なんて言ったって、現金を持ち歩かない利便性と安全性、偽札を握らされる心配がない、あと現金を触らない衛生面があります。この習慣に慣れてしまうと非常に快適です。

ですが、スマホ決済のような電子マネーだと実際の現金を見るわけでもなく、数字だけが表示されるのでお金のような感覚がなくなってくるのでここは要注意だと思います。あくまでもお金には変わりないので自己管理をしっかりとしましょう(自分自身への提言)。

あとスマホ決済の注意点としては、

「携帯のバッテリーの充電を切らさない事」

「携帯電話自体を紛失しない事」

ですが、もし紛失したり壊れたりしても慌てなくて大丈夫

「支付宝」や「微信」にはアプリ内に残されている金額を含む各個人のいろんなデータが残っていますので、以前アプリをダウンロードした時に登録したIDとパスワードを入れれば再度使用出来ます。ただ、登録IDとパスワードは他人に知られないように注意しましょう。容易に推測が付かないような自分だけがわかるIDとパスワードにしておきましょう。

以上、「中国で働く日本人の収入と支出」のお話でした。

私個人の暴露話がメインでしたが、少しでもご参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき有難うございました。

それでは、また!

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