こんにちは、しげるです。
いやー最近思うんですが、いま、中国の「電気自動車」がどんどん増えてるんですよね。
じつは数年前からこの傾向はありました。
街の中に赤、青、黄、緑など、色とりどりの「レンタルシェア自転車」が急速に広がり、次第に「電気バイク」を売る店も急速に増えて、エコな生活が中国の生活に取り入れられているのを肌身で感じるようになりました。
そして、その一方で道路の本車道を堂々と走る、緑色のグラデーションがかかった涼しげなイメージのカーナンバーを持った「クルマ」たち。
見かけは全く普通の乗用車ですが、でもよく見るとちょっと「近未来的なスタイル」。
うーむ、「あれは何だろう?」「なんで緑のナンバー?」とずっと分からずにいた私(情報不足)(-_-;)ですが、それこそが「電気自動車」だったんです。
- 中国の電動式自転車から自動車までの広がり
- 電動自動車の増え続ける普及率、走行距離、驚きのコスパ
- 電動式の乗りものの便利な事と不便な事
- これからの未来に起こりそうなこと
とっかかりはレンタルシェア自転車から
もう数年前にさかのぼりますが、中国に「シェア」とか「環境保護」という考え方が徐々に広がってきて、そのとっかかりみたいな形で、いわゆる「レンタルシェア自転車」が街のあちこちで見られるようになりました。
出はじめの頃は、自転車ですから、当然ペダルがあって、両足でギコギコ、よいしょよいしょとこぐ超ノーマルなやつでした。あと自転車の警笛といえる「チリンチリン」も付いてました。(-_-;)
そんな「そのまんま自転車」スタイルの人力タイプからスタートしたレンタルシェア自転車ですが、それでも、自分で自転車を買う必要もなく、ちょっと外に出ればすぐ見つかって、ダウンロードした専用の携帯アプリで鍵を開けて、行きたいところに着いたら、そこで乗り捨てて、携帯のアプリでお金払って終わり、というような実に自由度の高いものでした。
レンタル料金も初めの頃はとってもお安く、30分位乗っても1元~3元くらいだったと思います。
この斬新なアイデアとシェアというエコな考え方、それに低料金設定という考えが市場で受け入れられて、ものすごい勢いで市場に広がり、実に多くの方々が利用するようになりました。
そして電動自転車の登場へ
時代は常に変化してゆくもので、そんなレンタルシェア自転車もどんどん進化してゆきましたね。知らない間に、スタイルや性能もアップグレードされてゆきます。
そして遂に、足こぎスタイルの自転車に代わり、こぐ必要ない「レンタル電動式自転車」が登場してしまったのです。
これは私もハマりました。ハイ。(*^▽^*)
まさに、
「こんなのを待っていたんだ!」(夕陽に向かいこぶしを握る図(-_-;))
と心の中で叫んでしまいました。
だって、アクセルだけひねればスーッと走り出し、バイクほどはスピードは出ないけれど、それでもノーマルの自転車よりもかなりスピードも出てめちゃくちゃ「ラク」で「快適」なんですよ!レンタル料金も非常にお安い!
お行儀よく、両足をそろえて、椅子に座ります。車体の前方に小さなかごも付いてちょっとしたものも入れられるし、スーパーで沢山買い物をしたときは、ハンドルの左右に買い物袋の取っ手の部分をひっかければ両手がフリーになり、ハンドルを握って移動できます。ただ、荷物自体は重いので安全のためスピードは控えめで運転していました。
電動バイクも増えてきた
その一方で、バイクにも同じ変化が。
今まで街の中を鬼のようにグワーっとすごい勢いで走っていたガソリンエンジンで動くバイク走者たちが、次第に「電動バイク」に静かに代わってゆきました。
私の住んでいる汕頭の街を行くと、街のあちこちに電動バイク屋さんを見かけます。
「世界70数か国でよく売れています!」、とかを売り文句に、大手の電動バイク販売チェーン店がシェアを握っているように見えますね。
電動バイクは、電動自転車よりも少し大きめ。だけど、普通のバイクよりは小ぶりな感じ。
スタイリッシュで色とりどり。購買意欲をそそられます。
値段も3000元~6000元くらいの幅で、バイクよりはお安い設定になっています。
私は乗ってませんけど、乗っている人もそれなりにいますね。
中国の電気自動車が増えはじめました
そして、やっと本題ですが、中国の「電気自動車」が増えてきたお話です。
「電気自動車」。中国語では「新能源汽車」といいます。
まず、いったい中国市場でどれくらいの普及率があるのかを中国の検索エンジンで調べてみました。検索でトップに出てきた記事はこんな感じの内容でした。
据Digitimes报道,业内人士称,中国的新能源汽车(NEV)普及率在2021年底达到13.4%,今年这一数字则有望超过15%。
目前,中国新能源汽车主要有两种类型:纯电动汽车(BEV)和插电式混合动力汽车(PHEV)。中国信息通信研究院(CAICT)数据显示,2021年中国新能源汽车总销量达到352万辆,同比增长近160%,其中纯电动汽车292万辆。
报道称,虽然2021年上半年纯电动汽车的月平均销量在10~20万辆之间,但在年底,这一数字上升到44.8万辆。分析师表示,纯电动汽车一直是中国新能源汽车渗透率增长的主要动力。
虽然市场对插电式混动汽车的需求明显低于纯电动汽车,但国内插电式混动汽车的月均销量也从2021年上半年的2~4万辆,激增至12月底的8万辆左右。
展望2022年,汽车零部件制造商处的消息人士预计,由于俄乌冲突导致油价波动,纯电动汽车的需求将保持强劲。如果继续以目前的速度扩张,2022年中国的纯电动汽车渗透率有机会达到18%。
中国検索エンジン「百度」より引用
つまり、要点を書くとこんな内容となります。
- 中国の電動式自動車の普及率は2021年に13.4%に達し、2022年には15%を超える見込み。
- 中国の電動式自動車には2種類ある。「純電動式」と「ハイブリッド式」。
- 2021年の電動式自動車の総販売台数は352万台。前年比160%の増長。
- 2021年上半期は月平均10万台~20万台の販売。だが年末にはこの数字が44.8万台に跳ね上がった。
- 「純電動式」の方が「ハイブリッド式」より良く売れている。
- 業界内では、世界的原油価格の上昇の影響を受けて、2022年には「純電動式自動車」の普及率が18%まで達するだろうと見られている。
と、私のつたない中国語の知識で日本語で要点を書きだしてみました。(-_-;)
電動自動車の普及率は今年は15%~18%とみられているようですが、私の肌感覚では、もっとあるように感じます。
例えば私の住んでいる広東省の汕頭市。
私は平日仕事でタクシーを使って会社に通っていますが、1週間の行き帰りの合計10回の内、4回くらいは間違いなく電動自動車ですよ。つまり40%くらい、ってとこですかね。
中国は広いので、上記の引用の普及率は薄く広く広げられていると思います。
大都市ほど普及率が高いのではないかと思いますね。
ガソリン車に乗っている方は電動自動車への買い替えをする場合、やっぱり一時的に出費になりますよね。そういう余裕のある方は大都市の方が多いと思うんです。
只、こちらの国の政策では電気自動車の普及を広げるために購入時の補助金が出ていると聞きます。
画像引用元:O−DAN
電気自動車の乗り心地って快適そしてコスパよし
中国の電気自動車を乗った私の感想は次のような感じです。
- 車体が大きめで室内スペースが若干広い(エンジンが無いぶん広い)
- 車体の底が上げ底で違和感のあるものもある(電池のせいかも)
- スムーズで引っ張られるような気持ちよい加速感を感じる
- カッコよいボディスタイルの車が多い
- メーターや内装が近未来的でお洒落、ちょっとだけゴージャス感あり
- エンジンの振動が無いので室内が静か。エアコンも良く効く
あと、\注目すべきは燃費/ ですよ。
ある通勤の朝、私、電動自動車のタクシーに乗ってドライバーの方とちょっとだけお話ししました。クルマのお値段と燃費について聞いたんです。
クルマのお値段については、その方のクルマは25万元くらい(日本円で500万円)との事。結構、いや、かなりお高いですよね。普通のガソリン車ならいい車買えそうです。
そして燃費ですが、当然電気で動くのでガソリンではなく充電をして走ります。
1回当たりの充電で大体30元~50元くらい(日本円で60円~1000円程度)。
走行可能距離は、なんと400キロ~500キロメートルという事でした!
日本でガソリン車で1000円のガソリン代で500キロ走れますか?
たぶん、いや、絶対走れませんよね。
ちょっと計算すると大体わかります。
ものすごくコスパがいいと思いました。
つまり、お分かりになるように、
電動自動車、コスパ最強です!!
長く乗るなら電動自動車の方がエコだし燃料代だけみればお財布にもやさしいですね!
ただ、電気自動車の「消耗品の交換」とか「万一の故障」とかになると、どのくらい費用が出るのか、この辺はよく調べた方がよさそうです。
今後もっと便利になる予感
中国もこの25年間で大きく変わりました。
人々の生活もより便利に、快適に、エコになってきているように思います。
いまや中国の街を走る路線バスも電気で走ってますからね。
電気自動車ももっと変わってくる予感がします。
5年後、10年後、いったいどういうふうになっているのだろう。
いま驚くことが、あとで当たり前のことになる時代が来ますよね。
「いろんなものをシェアして」
「いろんなエコを生み出して」
「もっと便利に、もっと快適に、もっとコスパ良く」
人が求めるところ、突き詰めてゆくと、その答えがありそうです。
今日もここまで読んで下さり、ありがとうございました。
しげるでした!
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