こんにちは、しげるです。
突然ですが、いや~毎日本当に暑いですね!(この記事は7月3日に書いています)
今年2022年も早くも半年が過ぎ去り、もう後半戦の7月に入り、中国も本格的な「夏」を迎えました。いまブログを書いている窓の外から蝉の声が聞こえます。
このブログを見て下さっているあなた様はお元気ですか?
暑さで体調など崩したりしてませんか?
日本も中国も暑い季節を迎えておりますが、くれぐれもお体を大切に、ご自愛ください。
私の住んでいる広東省汕頭では6月は雨の日が多く、何日も連続で雨が降り、街の中の一部が洪水状態になるほど酷い日があったり、そうかと思うと今度はカンカン照りの晴れの日が続き、天気が35度以上になってしかも湿度が高くうだるような暑さになり、仕事のやる気を失いそうな暑さに負けそうになり、在中国日系企業サラリーマンとして営業をしている私は外廻りで汗だくになり、体力を消耗し、58歳の若くない体には非常にこたえます。(-_-;)
上記のような世間話をして本題に入るのが私のコミュニケーション術なのですが、今日の記事では、日本に比べて中国にいると感じる「便利な事」とその逆に「不便な事」を私の目線からですが、綴ってみたいと思います。
- 中国で生活していて便利だと思う事
- 中国で生活していて不便だと思う事
- 実際に生活している私が感じるリアルな出来事
中国にいると「便利」だと思う事
通信手段
中国では生活するにも仕事をするにも携帯電話一つさえあれば大抵のことは解決します。
電話はもちろんなのですが、電話代を使わずに、4Gや5G、或いはWi-Fiのある環境下で中国の代表的SNS「微信(ウィチャット)」を使ったチャットやチャット電話、チャットTVを使い家族、友人、会社の人、取引先の人やあらゆる人とコミュニケーションするのはもはや当たり前の世界です。
又、中国は楽だなーと思う事は、日本だと仕事で初対面の場合、かしこまって「名刺」を交換するのが主流ですが、中国の場合はなんてったって「ウィチャット」を交換するのが主流だと言えます。
「我们加个微信把!」(ウィチャットを交換しましょう!)とか言ってその場で相手のウィチャットのQRコードをスキャンして携帯上でご挨拶。もちろんお互い遠いところにいてもウィチャットの交換が出来ます。その方が「中国流」だし、スマホの中に記録されるし、名刺みたいに失くす必要もないし、交換した時からいつでも通信できる。通信した記録も残る。電話や文字だけでなく、見積書、商品画像、市場写真、表情なども送信出来て生活と仕事に必須のSNSツールです。
- 必ず相手の了解を取ってウィチャットを交換するのがマナーです。
- また、相手に自分の事をあまり知られたくない場合は、ウィチャット機能を使って相手に自分の「朋友圈(モーメンツ)」を見せないようにしたり、相手のモーメンツを観ないようにすることも出来ます。
買い物
中国ではオンライン(ネットショップ)やオフライン(実際のお店)の買い物も両方とも基本的に普段使いは「微信」や「支付宝」を使って支払いが完了します。いわゆる電子マネーによる決済です。スマホさえあれば現金を持たずに買い物ができるのは本当に便利!(当然現金でも支払いは可能です)。
お金のやり取りにかかる時間や計算ミスもなく、請求額ぴったりの決済が出来る。お互い数字で確認できる。現金を紛失したり盗難にあう心配はないし、触って不潔になる心配もない。更に、「偽札」をつかまされる心配もない。(昔はほんとにありました(-_-;))。
ネットショッピングの場合は、一定の条件下であれば物流費先方負担で返品も出来て代金も返却されます。
- 「微信」や「支付宝」を使いこなそう。でも現金じゃないので使い過ぎに要注意。
- 「微信」や「支付宝」については私の「生活」タグや「携帯アプリ」タグの別記事でも説明していますので是非見てくださいね!
交通手段
私の普段使いは「タクシー」と「電動自転車」そして「地下鉄」です。
「タクシー」はもっぱら会社の通勤とちょっと遠いところに行く場合や、出張で土地勘のないところに行った場合とかに使います。あと、お酒を飲んだ後も「タクシー」。値段も日本とは比較にならないほど安く、距離によって違いますが大抵初乗り料金が7元(140円)位からです。携帯アプリは「滴滴車行」が便利。自分のいるところに迎えに来てくれてゆきたい場所まで行ってくれます。呼べば大抵5分以内には着く。しかし雨が降っていると10分以上とか長い場合は30分位かかる場合もあります。
「電動自転車」は休みの日にちょっと買い物とかぶらり街歩き(自転車で)とかに使います。中国には都市ごとに地元で主流となっている電動自転車がありますので(電動が無いところもあるので注意)、その自転車を運営している企業のアプリを携帯にダウンロードして使用します。もっとも最近は進化が早く、自転車とは名ばかりでほとんど電動バイクになっているものもあります。ペダルはもうダミー的に付けられているだけの状態です。(;^ω^)
もうひとつ「地下鉄」があります。これも都市により地下鉄のある都市と無い都市があります。地下鉄はタクシーよりもかなり料金が安く、交通渋滞もありませんし時間もほぼほぼ正確です。街の中心街からかなり郊外まで路線が伸びていたりするので通勤通学者の日常の足になっています。中国生活をコスパ良く快適に過ごしたいなら地下鉄が絶対おすすめです!地下鉄の切符は駅にある自動発券機で買ってもいいし、駅構内のカスタマーサービスセンターで交通カードを購入してもよいし、地下鉄のアプリを携帯にダウンロードしても決済可能。
- コスパの良い「タクシー」「電動自転車」「地下鉄」を乗りこなそう!これに加えて「バス」が乗りこなせれば怖いものなし!あなたも立派な中国通です。
- すべて「微信」や「支付宝」で決済できます。
ごみの収集
中国の場合、ごみを捨てるのに「曜日」の指定は無く、毎日いつでも捨てられます。又、生ごみかそれ以外か、はたまた粗大ごみか、の区別はほとんどなく、住んでいる敷地や道路沿いに設置されている1つの大きなごみバケツやごみ収集場所に持って行ってそこに捨てればすべて解決です。驚くことに、使わなくなった大きなソファーやベッドなんかもそのままドカッと捨てられているものもあります。
当然、ごみを捨てるのに、ごみ袋に入れて捨てるなどのマナーは必要であることと、ごみ箱によっては「生ごみ」「乾燥ごみ」「危険ごみ」のような仕分けがされているのでその中に入れて捨てましょう。近年は国の方針もありそのように区別されたごみ箱になっているものが多いです。
日本の場合だとごみの分別と捨てる曜日が厳格に指定されていて粗大ごみなどは逆に回収料金を徴収されるなど聞いているので、中国の場合はかなりゆるいなぁ、とっても便利でいい!と思っています。
- 中国ではごみは基本的にいつでもなんでも捨てられて便利だけど、回収業者の方が怪我をしないように危険物などは目に付くように捨てましょう。
中国にいると「不便」だと思う事
銀行口座の開設
中国の生活や仕事に必要となる「銀行口座」。
しかし中国で外国人が銀行口座を作るとなると、少し手間がかかり、その手間が不便です。
中国の検索エンジンでさきほど調べた結果は下記の通りでした。
−中国検索エンジン「百度」より引用-
上記を翻訳すると、外国人が中国にある銀行に銀行口座を作る場合に必要となる基本的資料は下記のとおりです:
- 有効かつ効期限内のパスポート
- 工作証明(仕事をしている事の証明書)。外国人の姓名と職務を明記してあるもの
- 外国人居留許可コピー又は外国人永久居留証明コピー。有効期限が1年以上のもの且つ有効期限まで1か月以上あるもの
以上は基本的に必要とされる資料ですが、銀行によって求められる資料や条件が異なりますので、直接銀行のネットで検索したり銀行の店頭でお尋ねになる事をおすすめします。
上記③の「外国人居留許可」はパスポートに直接貼られるものです。個人的な意見としては、銀行口座を開設するなら上記の3つの資料は用意していた方が無難です。ちなみに私は、中国系の3つの銀行に口座を開設しています。
- 外国人が銀行口座を開設したい場合、上記の資料を事前に取り揃えましょう。
- 銀行により求められる資料や条件が異なりますので、事前に情報を調べましょう。
- 銀行口座が開設できれば、微信や支付宝と紐づける事が出来て非常に便利です。
- 銀行口座を開設すると銀行のカードを発行してくれるので出入金に便利です。
少ない日本人学校
中国では、日本人学校があまり多くありません。
ハーフの子供2人をもつ私としては不便です。
中国の日本人学校について中国検索エンジンで検索してみました。
−中国検索エンジン「百度」より引用-
上記の要点を翻訳すると下記の通りとなります。
- 中国には35の日本人学校がある。
- 所在地として、北京、広州、深圳、杭州、上海、大連、青島、天津にある
- 日本人学校は校長からガードマンまで全て日本人で運営管理されている
- 日本人学校は中国教育部の管理を受けず、日本大使館の管理下にある
- 日本人学校がある意味は、中国に仕事で来た人たちの子供たちが中国現地の学校に入学するには外国籍であるがゆえの難しさがあるためである。
私自身は広東省の汕頭という都市に住んでいますが日本人学校がありません。よって、私の二人の子供たち(一男一女)は両方とも中国の地元の小中高校そして大学に通っています。
上の子の息子は中国籍ですので中国の学校への入学と就学に問題がありません。一方下の子の娘は日本国籍で私と一緒に日本のパスポートを所持しています。一般的に言うと外国籍なので中国の学校に入学できませんが、マンションを購入した時の戸籍が汕頭になっている為、入学し就学できているという中国ならではの解釈の下、地元の学校で学んでいます。
本来は日本人として日本語を覚えながら中国で学ばさせたかったのですが、それが出来なかったので中国の地元の学校に通わせています。ですので、中国語は私よりはるかに上手になっており、学校の先生やクラスメートとも仲良くやっています。日本語はほとんどできませんが、言葉は一生ものなのでまずは中国語をしっかり学び、中国での生活や仕事に支障が生じないようにすることが大事で、そのうえで日本語を今後ゆっくり覚えてゆけばいいと私は思っています。
病院での手続き
中国の病院の手続きについてです。これも色々と不便なんです。
中国の病院にお世話になった方ならよくわかると思いますが、いつも朝からたくさんの人で混んでいます。私も「なんでこんなに人がいるの?」と困惑しましたし今でも困惑しています。院内には、患者ご本人、子供、ご家族、御親戚、医者、看護婦、事務員、清掃のおばさん、おじさん、ワイマイ(デリバリー)の人たちなどが忙しく入り混じっていて、非常ににぎやか!安静を必要とする病院のイメージとは程遠い感じがします。
中国の病院で外国人が不便だと思う理由は下記のとおりです。
- 話す言葉や書類、診察結果など意思疎通は基本的にすべて「中国語」である
- 何処の誰に診てもらったらいいか病院の医者や看護婦によく聞かないと分からない
- 問診、急診、入院、手術、処方箋の薬をもらう場合、全て先に「お金」が必要
- 総合病院の場合、建物が大きすぎて目的地にたどり着くのに時間がかかる
ですので、中国の病院に行く場合、出来れば通訳の方同伴か、家族の方の同伴の方が安心だと思います。又、病気やけがの状況によっては、まずは「急診」に行くことをおすすめします。「問診」よりも比較的素早く対応してくれますが人が多いと待ち時間がかかります。
- 中国の病院に行くならしっかり「お金」を持ってゆく事(マスクも忘れず)
- 会社の方や家族など同伴者がいた方が安心(言葉やお金の問題解決の為)
- 病院が発行する医者が症状と処方を記入する紙質カルテは毎回持参すること
- 病気の症状や怪我によってはまず「急診」に行って診てもらうのが良い。
コロナ渦での中国国内の移動
新型コロナに関することはあなたも自分で毎日いろいろと情報を得られていると思いますが、仕事などで別の省や都市に出張に行ったり移動する必要がある場合、面倒ですが、事前に核酸検査(PCR検査)を受けて24時間以内或いは48時間以内の陰性証明が必要な場合があるのであった方が無難です。
- 中国では場所を選ばずコロナ感染が不定期に突発的に発生することがある
- 地元政府のコロナ対策によりその場所から離れられなくなる可能性がある
- 核酸陰性証明が無いと公共交通機関やホテル、ショッピングモールなどが利用できないことがある
私も昨年一度遼寧省のある都市に出張に行った際に、核酸検査を受けずに出張したところ、ホテルから核酸証明が無いと宿泊できないと連絡があり、到着後病院に直行し核酸検査を受けた経験があります。時間も夜の11時を回りあと少しで核酸検査場が閉じるところでした。まさに冷や汗ものでした(-_-;)。
- 他の省や都市に移動する場合は、事前に核酸検査を受け陰性証明を入手しておく
- 「健康码」「行程码」も提示を求められるほか、出張前に陰性であっても現地で再度核酸検査を受ける必要があることもある。
- スマホの「微信」「支付宝」で「健康码」「行程码」を表示させることができる
- 何処に行くにしても気を緩めず必ず「マスク」を着用しましょう
ここまで読んでいただいて大変お疲れ様でした!
以上は私目線での「便利」と「不便」に関するお話でした。
それではまた。
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